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NTTが“ひろがる世界”をテーマに2023年度「NTTアートコンテスト」表彰式を開催!554作品の中からグランプリが決定


日本電信電話株式会社(NTT)が障がい者活躍推進活動の一環として「アートの力で個性を照らす〜障がいのある人もない人も誰もが輝ける世界をめざして〜」をコンセプトに開催する「NTTアートコンテスト」。

2023年度は「ひろがる世界」をテーマに、都内で受賞作品を発表する表彰式を開催した。

 

2023年度「NTTアートコンテスト」グランプリが決定!

 

「NTTアートコンテスト」とは

NTTが開催する「NTTアートコンテスト」は、障がいのある方を対象にした一般応募の他、障がい者活躍推進活動の社内理解促進のため、障がいの有無に関わらずNTTグループ社員、およびJALグループ社員を対象に作品を募集するアートコンテストだ。

主催のNTTと協力会社のJALでは、それぞれ多くの障がいを持つ方々が働いており、NTTの子会社であるNTTクラルティでは、アートを通じた障がい者の雇用機会創出にも取り組んでいる。

今回開催された2023年度「NTTアートコンテスト」は、昨年度の182作品から大幅に増えた554作品の中で、一人ひとりの輝きが新しい世界へのひろがりを表現できる「ひろがる世界」をテーマに、各賞の受賞者を発表。

受賞者を表彰する表彰式典を開催した。

 

2023年度「NTTアートコンテスト」表彰式で受賞者を発表

開会後、主催者挨拶に登壇したNTT 代表取締役社長の島田明さんは、

「2021年度より、障がい者活躍推進の一環として、“あなたの力で個性を照らす。障がいのある人もない人も、誰もが輝ける世界を目指して。”をコンセプトにアートコンテストを開催させて頂いております。3回目となる今年度は、昨年同様にJAL様にご協力頂き、今年度は昨年の3倍の554点の作品の応募を頂きました。これからも、志を共にするパートナーの皆様と一緒に、よりサステナブルな社会の実現に向け、引き続き取り組んで参りたいと思います。」

とコメントした。

NTTでは約4,000人の障がいを抱える方が働いており、1人1人が個性や能力を生かして活躍出来る機会の拡大に取り組んでいるそうだ。

日本航空株式会社(JAL) 執行役員 人財本部長の小枝直仁さんは、

「主催者のNTT様のもと、私共も協力という形で参加させて頂くこと、本当に嬉しく思っております。私も作品を拝見させて頂きましたが、本当に1つ1つの作品に、“新しい世界”であるとか“未来への希望”といったものが本当に見事に表現されていて、個性が輝いている、素晴らしいなという気持ちにさせて頂きました。」

とコメントした。

挨拶の後は、優秀賞を受賞した20作品を発表。

続けて、審査員特別賞・JAL賞・NTT賞・準グランプリ・グランプリの上位賞5作品の発表を行った。

 

「審査員特別賞」「JAL賞」「NTT賞」制作者を表彰

上位賞5作品の中で、まずは審査員特別賞の発表が行われ、河野芽衣さんの“大切な人へ届けられた「お手紙」”が受賞となった。

4歳の頃から通いはじめた病院のリハビリで「シール貼り」に夢中になったことから、セロテープやマスキングテープを使用するようになった河野さん。

市販の紙袋にマスキングテープを貼り付けた「手紙」は、文字で上手く伝えることが出来ない河野さんにとっての大切なコミュニケーションツールを作品にしたもの。

手紙を楽しみに待っているという方も多く、その想いを寄せる大切な誰かに向けて送り、届けられた相手が大切に保管するからこそ応募するに至ったのだと応募動機も説明した。

続いてJAL賞は花守洸迦さんの「瞬間をキリトル」が選ばれた。

小学校高学年で漫画家を目指し、その後初の絵画コンクール参加で入賞したことから本格的なアート活動をはじめたという花守さん。

旅が大好きで、たくさんの時間と場所の一瞬一瞬を総合した絵を1枚にした作品とのこと。

花守さんは、

「24時間日々暮らしていて、旅に出るとその瞬間が特別なものになる、ということを描いたつもりです。このような賞を受賞する機会を頂けたので、本当に機会があればですが、JAL様に何かデザインさせて頂く機会があれば嬉しいです(笑)」

と笑顔でコメントした。

そしてNTT賞は、立川幹大さんが制作した「やさしい人たち」が受賞となった。

自宅を美術館にするべく、自宅の壁やドアに作品を貼られているという立川さん。

どんな人にも優しく接することができる素直で穏やかな性格でありながら、こだわりが出て諦めない強さも持っている方なのだとか。

「NTT賞という素晴らしい賞を頂き、ありがとうございました。今作品は虹色に輝く優しい人たちを描きました。みんなに見て喜んでもらえたら嬉しいです。」

と立川さんはコメントを行い、会場からは大きな拍手が贈られた。

 

準グランプリには「どこへでも行ける」が選出!

そして準グランプリには、水田航介さんが制作した「どこへでも行ける」が選出。

やりたいことや欲しいものを描く事から始まり、今では大好きな電車とエレベーターを毎日描いているという水田さん。

そしてなぜかそこにはたくさんの動物たちがおり、実際にはあり得ない状況ながらも、固定観念にとらわれず自由に思いのまま描いた、テーマに沿った素晴らしい作品だと評されていた。

水田さんは制作が既に生活の一部となる程で、絵を描くことがコミュニケーションツールの1つとなっているそうだ。

 

グランプリには「広い世界へ」が輝く

2023年度「NTTアートコンテスト」のグランプリに輝いたのは、如月虹さんの「広い世界へ」。

「大好きな飛行機に乗って世界へ旅立ち、自分の見識を広めたい」という如月さんの思いを込めた作品となっている。

務めていた職で働けなくなり、発達障がいと二次障がいの診断を受けたという如月さん。

「何でもいいから打ち込めるモノを」と絵を描き始めたものの、当初は真っ黒のイメージの絵しか描けず、今のカラフルな絵が描けるようになるまで3年もの月日を費やしたのだそう。

今後は世界規模の大きなコンクールで1番を獲ることを目標に掲げていた

授賞式が終了し、今回のアートコンテストについての総評を、審査員を務めたアーツカウンシルしずおか チーフプログラム・ディレクター/クシノテラス主宰の櫛野展正さん、そして田尾企画 編集室 クリエイティブ・ディレクターの田尾圭一郎さんが行った。

作品数が多かったことだけでなく、明るい絵や現代アートのような作品など、本当に幅広い中から審査を行うのは難しかったと櫛野さんはコメント。

田尾さんも、

「今回のアワードを通して、世界を広げる人たちと世界が広がっている人たちが交わることで、 よりこれからの5年後・10年後に世界はどういう風に広がっていくのかというのを、一緒に共創していけたらいいなと思います。」

と総評し、アワードを締め括った。

 

本アワードの特設サイトでは、受賞作品の紹介や4月中旬頃に表彰式のダイジェスト映像も配信予定となっている。

興味がある方はご覧になってみて欲しい。

特設サイト:https://www.u-x3.com/nttart2023_award/

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