愛犬は飼い主さんをよく観察しています。どのような場面で飼い主さんが構ってくれたり、遊んでくれたりするかをよく知っています。
飼い主さんが普段行わないことをすると、それは犬にとって戸惑いでもあれば新鮮にも感じます。飼い主さんがストレッチや運動を始めると、愛犬にとっては目新しく新鮮に見えるかもしれません。
愛犬がストレッチや運動の邪魔をする心理とは?
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運動を始めるときに愛犬に邪魔されると困りますね。愛犬はどんな心理で、飼い主さんの運動の邪魔をするのでしょうか?
遊んでほしいよ!!
飼い主さんが仕事や家事などを行っているときは遊んでもらえないと分かっているので、愛犬は邪魔をしてこないかもしれません。
しかし、ストレッチなどの運動をしている姿は、愛犬にとっては遊んでいるように見えます。「どうせ遊ぶなら一緒に遊んでよ」という心理で、邪魔スイッチが入ってしまうと考えられます。
飼い主さんを助けなきゃ!!
ストレッチや加圧トレーニングなど体に負荷をかける運動は踏ん張る場面が多く、苦しそうな表情になることがあります。
愛犬はそのような表情を見て飼い主さんを”助けなきゃ”と思い、結果的に邪魔してしまうことがあります。飼い主さんにとってはちょっと迷惑かもしれませんが、とてもけなげで愛らしい心理です。
こっちを見てよ!!
愛犬にとって、飼い主さんが自分以外の何かに夢中になっているのは面白くありません。それが楽しそうに見えるならなおさらでしょう。
ゆえに、少しでも注意を自分に向けようとしておもちゃを並べたり、飼い主さんをなめたりしてくる場合があります。
狭い場所に入りたいよ!!
飼い主さんが余裕のある服でストレッチなどをすると、服がたるんで隙間ができます。その狭い隙間に入りたい可能性も考えられます。
飼い主さんの温もりを少しでも感じたいのでしょう。飼い主さんにとっては嬉しい反面、ありがた迷惑です。このようなことを防ぐために、ストレッチなどの運動するときはゆとりが少ない、ぴったりとフィットした服を着用することをお勧めします。
犬と一緒にストレッチなどの運動してみよう!!
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せっかく運動不足を解消したいのに愛犬に邪魔されるのは、飼い主さんにとってもあまり嬉しいことではありません。そうであれば、発想を切り替えて愛犬と一緒に運動するのはいかがでしょうか。
筋トレは犬にとっても有効で、筋力を鍛えれば骨折などのトラブルを防げます。じゃれてくる愛犬を逆手に取って一緒に運動すれば、愛犬も飼い主さんと遊んでいる気分になって楽しい時間を過ごせるでしょう。
中には愛犬をダンベル代わりにしたり、スクワットの相手になってもらったりして、一緒に運動している飼い主さんもいます。愛犬の大きさや順応性など個体差があるので、無理強いせずに行ってみてください。
愛犬とのストレッチや運動で注意することは?
愛犬と運動できるといっても限界があります。小型犬などは骨が弱く、骨折しやすい犬種もいるので、ハードなストレッチや運動は避けましょう。
犬は猫と異なり、高い場所を苦手とします。飼い主さんの上に乗せて腕立てなどするときは、落ちないように注意してください。着地がうまくできずに怪我することがあるからです。
愛犬の体力も見極めましょう。急にハードな運動をさせると愛犬の体に負担がかかります。愛犬の年齢も考えて、無理のない範囲で一緒に運動を楽しめたらいいですね。
愛犬の運動不足の解消には散歩が欠かせません。ストレッチなどの運動はあくまでもサブポジションの運動なので、散歩の代わりにはならないでしょう。
どうしてもストレッチや運動をしたい時は別の部屋で!!
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愛犬と一緒にストレッチや運動をするのも楽しいですが、それだけでは飼い主さんの運動不足は解消できません。そんな時は、愛犬が寝ている時や別の部屋にいる時に運動することをお勧めします。愛犬を訓練して邪魔させないようにできますが、それには時間と辛抱強さが必要です。
愛犬が邪魔してくる姿もかわいいので、そのままにしたい飼い主さんも多いでしょう。ですから、自分の運動の時間は別に取り分けて、愛犬とじゃれあうのもいいかもしれませんね。
まとめ
ジムなどで運動する機会が減ってしまうと、自宅で運動不足を解消したいですよね。愛犬と一緒に楽しく運動不足を解消して、飼い主さんも愛犬も健康を保てるのがベストです。そのためにも、愛犬にとって無理のないメニューでストレッチなどの運動を楽しみましょう。
飼い主さんがもっとハードなメニューをこなしたい場合には、別な時間を取り分けて楽しんでくださいね。