洋服に染み付いた臭いは洗濯だけではとれません。ですから、日頃から洋服に臭いを付けないことが大切です。自分では気付かない臭いでも、他の人は感じることがあるからです。
特に猫などペットの臭いは、飼っていない人ほど敏感かもしれません。中には、アレルギー反応を起こす人もいるので注意しましょう。
洋服に臭いを付けない工夫が大事
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臭いは落とすより、付けない工夫をした方が手入れは簡単です。特に洋服の場合そういえます。布地についた臭いは、頑固なので注意してください。洋服に臭いを染み付けないためにも、少しの手間を惜しまないようにしましょう。
室内干しは控えよう
臭いの原因は「雑菌」です。猫を飼っていてもそうでなくても、部屋には雑菌が充満しています。
猫を飼っている場合、猫用トイレを置いている空間には特に雑菌が充満しています。その空間では、雑菌が洋服に染み付いてしまい、臭いの温床になってしまいます。ですから、猫を飼っている部屋で部屋干しはしないでください。
部屋を定期的に水拭きしよう
定期的に部屋を水拭きして雑菌を取り除くことで、洋服に雑菌が付着するのを防げます。アルコール除菌スプレーなどで拭き取るなら、水より除菌できます。
こまめに掃除して、雑菌の繁殖を抑えましょう。猫を飼っている部屋は雑菌が繁殖しやすいので、定期的な掃除は欠かせません。
また、室内がこもり室温が上がると雑菌が繁殖しやすくなります。定期的に換気して室温を下げるなら、雑菌が繁殖しにくくなります。愛猫のためにも換気は怠らないでくださいね。
臭いがついたらすぐ対策しよう
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着用した服をすぐ洗濯できない場合は、消臭スプレーなどかけて臭いを取り除きましょう。
また、入浴後の浴室の蒸気を利用して消臭することもできます。ただ、生乾きは雑菌の温床です。消臭後は完全に乾かしてください。
万が一、猫が浴室を自由に行き来しているなら、浴室にも雑菌が繁殖している可能性があり、逆効果になるかもしれません。
臭いをそのまま放置すると、落とすのに手間がかかります。特に、猫の臭いはとれにくいので、早めの対策が必要です。
ブラッシングしよう
すぐに洗濯できない洋服や、ドライクリーニングが必要な洋服の場合は、ブラッシングすることで臭いを防ぐことができます。
ブラッシングしないまま放置しておくと、洋服に付いた埃が猫の臭いを吸収してしまいます。それを防ぐためにブラッシングをして埃をとるのが良いです。
最新家電を利用しよう
空気清浄機や衣類スチーマーなど、最新の便利家電を利用できる状況なら活用してください。洋服に臭いを付けることを防げます。時間をかけずに消臭でき、猫がいる部屋でも安心して利用できるのがメリットです。
クエン酸が効果的
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猫を飼っていると、できれば掃除用具も天然のものを使いたいですよね。そんな時には、クエン酸がおすすめです。クエン酸なら間違って舐めてしまっても安心ですし、雑菌を除去できます。
洗濯の時にも、クエン酸を利用できます。最後のすすぎの時に小さじ1杯ほど入れてください。洗剤のアルカリ性を中和しますし、猫の臭いが付着するのを防げます。
重曹も効果的
どんなに努力しても、洋服に愛猫の臭いが染み付いてしまうかもしれません。残念ながら、おしっこなどをかけられてしまうこともあるでしょう。そのような時に活躍するのが重曹です。
洗剤の半分くらいの量の重曹を入れてください。ただし溶けにくいので、ぬるま湯で溶かすと良いです。汚れや臭いがひどい時は、30分位つけ置きすると効果的です。
それでも、臭いが落ちない場合は液体の酵素系漂白剤を入れましょう。注意点として粉末タイプは使用しないでください。粉末タイプだと溶けきらない場合があり、溶け残りがあると愛猫が誤って口にしたりする危険もあるからです。
また、臭い対策のために消臭効果の高い柔軟剤を使用する方もいることでしょう。しかし、猫は香りに敏感です。時には、香りがストレスになることもあります。ですから、柔軟剤を使用する場合は無香料のものを選んでください。
まとめ
猫の臭いは独特です。特に、猫を飼っていない人は臭いに敏感に反応するかもしれません。飼い主さんが気づかないうちに、他の人を不快にさせることもあるでしょう。
一方で、猫は香りにとても敏感です。ですから、臭いを消すために香りで誤魔化すのはやめましょう。それよりは、部屋に雑菌を増やさないように努力することで、洋服に臭いを付けないようにすることが大切です。