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老犬に散歩は必要?運動量や効果的な散歩の工夫を紹介


老犬でも散歩は必要

飼い主と散歩している犬

Monkey Business Images/shutterstock.com

年を取ると私たち人間もそうですが、活発ではなくなり動作がゆっくりになります。また、体のあちこちが痛くなり外に出るのがおっくうになる事もあるでしょう。そのように考えると、老犬とわざわざ散歩に行かなくても、家の中やベランダで放す程度で十分なのではないか?と考える飼い主さんもいる事でしょう。

しかし、散歩させる事には老齢のワンちゃんにとっても多くのメリットがあるので、ほんの数分でも外へ出て散歩させてあげてください。そのメリットをいくつか挙げていきたいと思います。

筋肉を衰えさせない

年を取ったワンちゃんは、ボールを走って追いかけたりじゃれ合ったりという運動が少なくなります。寝ている事が多くなり、ご飯やトイレの時にしか起きてこないという子もいる事でしょう。そうなりますと、筋肉が減り、ますます運動や動く動作自体がおっくうになってしまいます。

ゆっくりでも歩く事が出来れば、筋肉を少しでも訓練できます。少なくとも立ったり座ったりする動作に必要な筋肉を保ち続ける事ができます。

筋肉が衰えてしまうと、そのうち立ったり座ったりする事も出来なくなり、飼い主さんに支えられてトイレに行ったりご飯を与えてもらった年を取ったワンちゃんは、ボールを走って追いかけたりじゃれ合ったりという運動が少なくなります。寝ている事が多くなり、ご飯やトイレの時にしか起きてこないという子もいる事でしょう。そうなりますと、筋肉が減り、ますます運動や動く動作自体がおっくうになってしまいます。

ゆっくりでも歩く事が出来れば、筋肉を少しでも訓練できます。少なくとも立ったり座ったりする動作に必要な筋肉を保ち続ける事ができます。

筋肉が衰えてしまうと、そのうち立ったり座ったりする事も出来なくなり、飼い主さんに支えられてトイレに行ったりご飯を与えてもらったりするようになります。少しでも自力でそうした事ができるように、普段から筋肉を衰えさせないよう工夫する必要があります。

自力でできなくなるという事はワンちゃんにとってもストレスとなりますし、飼い主さんも毎日のワンちゃんの介護で悩むことになりますから、非常に大切な事です。
りするようになります。少しでも自力でそうした事ができるように、普段から筋肉を衰えさせないよう工夫する必要があります。

自力でできなくなるという事はワンちゃんにとってもストレスとなりますし、飼い主さんも毎日のワンちゃんの介護で悩むことになりますから、非常に大切な事です。

五感を刺激されて、気分転換になる

安心できる家の中にいて過ごすという事はワンちゃんにとって良いことですが、刺激がないと思考の衰えのスピードも早いと言われています。家の中では、いつも同じ人がいて同じような音がして、同じ匂いがするので刺激はあまり感じられない事でしょう。

外出する事によって知らない人やワンちゃんがいて、光や音を感じ取り風の匂いも嗅ぐことができ、新鮮な刺激を受けられるはずです。

特に、様々な機能が低下していく中でも嗅覚は一番長く発揮される器官のようですから、外出して色々な匂いを感じられるようにしてあげましょう。

気持ちのいい排便

年を取るまで散歩中に排便していた子にとっては、やはり今まで通り外で排便できた方が一番スッキリするようです。長い距離が歩けなくなったとしても、外に出て近くの場所で排便させてあげるなら、ストレスのない排便につながり、便秘などにもならないでしょう。

しかし同時に、歩く事も立つ事も出来なくなった時に備えて、室内での排便ができるようにも練習してあげると良いかもしれません。外でしか排便する事を知らない子は、歩けなくなったとしても室内で絶対に排便しないという子もいるようです。

そうなると、ワンちゃん自身の健康にも悪影響がありますし、飼い主さんがワンちゃんを抱えて外に連れ出して排便させなくてはいけなくなりますので、相当の負担になりかねません。

お互いのコミュニケーション

散歩は、飼い主さんとワンちゃんの緊密なコミュニケーションにつながります。ワンちゃんが大好きな飼い主さんと散歩に出かけることが出来るという喜びは、ワンちゃんの精神面での安定にもつながります。

飼い主さんは、大好きな愛犬と共に沢山の思い出を作る事ができますし、散歩から帰ってきて満足そうにくつろいでいるワンちゃんを見ると、本当に幸せになりますね。

健康状態のチェック

散歩では、排便や排尿の回数や状態をチェックする事ができます。いつもより少なくないだろうか、尿の色は正常だろうかと、散歩の中で健康状態や体調の変化に気づきやすいでしょう。

また、散歩中にふらつきはないか、まっすぐ歩けているか、目が見えているだろうか、どの範囲まで見ることが出来ているのかなど、足腰の調子や視力の低下も確認出来ます。こうした様子は室内ではなかなか気付きにくい変化もありますので散歩は大切です。

足腰の様子は、後ろ足から老化の症状が現れることが多いため、ワンちゃんとの散歩の際には後ろ足に衰えがないだろうか、ふらついていないか確認してあげてください。

視力に関しては、ワンちゃんは賢いため、目が見えていなくても今までの感覚で障害物をきちんと避けて歩くことができます。しかしこれは室内の場合です。散歩ではそうはいかないので、この機会に視力の低下に気づいてあげる事が出来ます。

このように、散歩は老犬のワンちゃんにとっても大切だという事が分かりましたね。では次に、散歩する際に気をつけるべき点について見ていきましょう。

年を取ったワンちゃんを散歩する際に気をつけるべきこと

散歩中に愛犬にペットボトルの水を飲ませている飼い主

nito/shutterstock.com

年を取ってくると、今までの元気だった頃とは違って、散歩に連れていくに際していくつか注意しなくてはいけなくなります。老化しているように見えなくても、ワンちゃんの体力や筋肉の衰えは日々進行していきますので、細心の注意を払う必要があります。いくつか注意点を見ていきましょう。

「ウォーミングアップ」

急な散歩や運動は心臓や関節の負担となってしまいますので、散歩に行く前にはウォーミングアップしてからにしましょう。ワンちゃんの調子に合わせてあげましょう。例えば、足腰が悪いワンちゃんであれば、関節を軽く曲げ伸ばすストレッチをしたり、散歩に行く前に室内やお庭で歩かせたりして、身体の全体をほぐす準備運動をさせてください。

「ワンちゃんのペースに合わせてあげましょう」

今までは飼い主さんの都合で散歩してもワンちゃんは付いてこれたかもしれません。しかし、体力が衰えているワンちゃんにとっては今までの散歩ペースだと体力的にきつく感じているかもしれません。

散歩の長さや時間帯、歩く距離、速度などワンちゃんの様子をよく観察しながら調節しましょう。こまめに休息を取ってあげたり、疲れているようだったら早めに散歩を切り上げて帰宅する事も必要です。ですから、ワンちゃんとの散歩を時間や距離にとらわれないようにしましょう。

散歩コースも若い頃とは違うコースにする必要もあるでしょう。階段や坂が多い散歩コースは足腰に負担がかかるかもしれません。それよりももっと平坦な道で、足もとも悪くない散歩コースを選んであげてください。

多頭飼いの場合には、特に老犬のワンちゃんには気を配れるようにしてあげてください。成犬と一緒の散歩時は、成犬に合わせた散歩をしてしまうと負担になりますので、できれば別々で散歩してあげるか、一緒に散歩したとしても年を取ったワンちゃんのペースに合わせてあげましょう。

しかし、そうなると成犬は物足りないと思いますから、例えば公園やドックランで成犬を遊ばせながら、年を取ったほうのワンちゃんはシートやタオルの上でゆっくり過ごさせてあげると良いかもしれません。そうすればどちらも満足できる散歩になると思います。

「天候や天気をチェックする」

年を取ると、気温や気圧の変化に弱くなります。そのため、少しの気温の変化で風邪を引いたり体調を壊してしまうかもしれません。天気予報を見ながら、その日の散歩についてどんな対処をしておく事が出来るか考えて散歩に出かけましょう。

冬に散歩に行く際には、寒くないように洋服を着せてあげたり、または昼間の温かいうちに散歩に行く必要があります。朝早くや夕方になってしまうと気温もかなり冷え込んでいきますので、太陽がまだ出ているうちに行ってあげると、ワンちゃんの体温が急激に冷えて体調を崩してしまう事を避けられるでしょう。

散歩から帰ってきてからも、身体が濡れているようであれば、しっかり拭いてあげたり温めてあげたりなどアフターケアをしっかりするようにしてくださいね。

夏に散歩に行く場合には、どの年齢のワンちゃんに関しても言えることですが、まずアスファルトの温度を確認してあげてください。あまりに暑すぎると、足を火傷したりしてしまう可能性もあります。温度の目安としては、地面に手のひらを当てて熱いと感じない程度です。まだ熱く感じるならば、夕方まで待ちましょう。

また、ワンちゃんの平熱は私たち人間よりも高いので、熱中症や熱射病にかかりやすくなります。飼い主さんが少し暑いと感じる時には、ワンちゃんにとってはすごく暑く、散歩に行きたくないと思えるような暑さの可能性もありますから、時間帯に十分注意してください。小まめな水分補給も忘れないでくださいね。

冬や夏以外にも、春と秋には急な天気の変化に気を付けましょう。

「もしもの事態に備える」

散歩中、突然の体調の変化により具合が悪くなるという思わぬ事態が起こる可能性があります。そうした時にも慌てない為に携帯電話を持っていきましょう。緊急でかかりつけの動物病院や家族に連絡できるようにする為です。また、すぐに連れて行くことができるように交通費も持参してください。

家族の中でも、万が一の時のためのルールを決めておきましょう。散歩中に倒れてしまったらどうするか、すぐに連れて帰るのかどうかといった点を書いておきます。

また、病院に連れていくならすぐ近くの動物病院はどこかをすぐ判断できるような情報を書き留めておいてください。かかりつけの動物病院の電話番号を共有するなど、事前にしっかり話し合いましょう。

「持ち物について」

老犬の場合、成犬の散歩時より持ち物が多くなります。例えば、先ほども触れましたが冬は寒くなる為、防寒のために余分の服などを持っていきます。また、夏には水分補給をしっかりさせる必要がある為、携帯用の給水ボトルを多めに持っていく必要があります。

足腰が弱っているワンちゃんの場合には、歩行補助のハーネス、または大きめのタオルで歩行を補助してあげる事もできます。ワンちゃんの体に合わせて脚やしっぽ、排泄部分に穴を空けて体を通してあげれば歩行補助になります。散歩の途中で歩くのを嫌がった時には、そのタオルを使って体を包んで抱っこして帰ることも出来ます。

寝たきりのワンちゃんを外に連れ出して、公園などで日光浴させてあげる場合には、地面に敷く事の出来る柔らかいクッションや床ずれ防止のマットなどを持参しましょう。


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