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わんちゃんにとって散歩はどのような意味があるのでしょうか?お散歩のコースは?


わんちゃんにとって散歩は必要

Partial view of senior woman taking three small dogs for a walk;dogs looking into camera

LanaG/shutterstock.com

運動

散歩が『運動』というのは多くの方にとってイメージしやすいことだと思います。歩いたり走ったりすることで筋肉を使い、新陳代謝が良くなります。芝生や土の感触、坂や階段などの傾斜も加わって、様々な刺激が体に伝わり、イキイキとしたわんちゃんになります。

散歩によってわんちゃんの欲求が満たされる

本来わんちゃんは匂いを嗅いで獲物を追いかけ動き回っている動物ですので匂いを嗅ぎたい、なにかを追いかけたいという本能的欲求があります。愛犬と散歩に行くと匂いばかり嗅いで先に進まないということがありませんか?実はその行動はわんちゃんにとってとても大切な行動なんです。

「散歩は運動や排泄のため」と考えている人が多いようですが匂いを嗅ぐことはそうしたことと同じくらいわんちゃんにとって重要なことなのです。私たち人間がウィンドウショッピングに出かけた時に視覚から様々な情報をリサーチしているのと同じようにわんちゃんも散歩で様々な情報を嗅覚からリサーチしているのです。

わんちゃんの嗅覚は人間の100万から1億倍といわれています。本来わんちゃんの優れた嗅覚は獲物を探すためや、あたりの状況を把握しておくために使われるのですが、今では家庭犬となり餌を探し求めることがなくなったため嗅覚を持て余しエネルギーが有り余ってしまっているのです。ですから散歩の時にいつまでも匂いを嗅いでいるなと思っても、有り余った欲求を満たしてあげる必要があるのです。

愛犬が他のわんちゃんがマーキングしたところをいつまでも匂いを嗅いでいるときなどありませんか? マーキングは犬同士の情報交換みたいなものです。確かに「ここは自分の場所!」と縄張りを主張することはありますが、他のわんちゃんを追い出したいという強い意味だけではなく、他のわんちゃんに対する挨拶みたいなものがあります。わんちゃんのオシッコにはたくさんの情報が込められていてその犬の体内ホルモンのバランスを嗅ぎ取り、おおよその年齢や性別、健康状態や精神状態などもわかるようです。そのような点から、マーキングをするわんちゃんは「通りましたよー」とメッセージを残してくるご挨拶のようなものなのです。

家の周りをお散歩しているだけで「そこまで分析しなくてもいいよ」と言いたいところですが、「あの犬がさっきここ通ったな」、「この匂い初めてだぞ」などと様々な情報を収集して分析しているのです。ぜひ匂いを嗅ぎたいという愛犬の好奇心を満たすという点もお散歩のメニューの中に組み込んであげてください。

お散歩は飼い主さんとのコミュニケーションタイム

わんちゃんは群れで生きる動物です。1人で過ごすのではなく、仲間と何かをすることが大好きと言われています。愛犬は飼い主さんから話しかけられるお散歩が大好きで、とても満たされる気持ちになるようです。お散歩は飼い主さんと愛犬が1対1でコミュニケーションを取る貴重な時間です。片手にスマホを持って眺めながらのお散歩で愛犬に「ねぇねぇ!スマホの中に僕より可愛いわんちゃんがいるの?」とか、「ねぇねぇ!私ともっとお話してよ〜」なんて思わせたりしたら愛犬がかわいそうです。とにかく飼い主さんとコミュニケーションを取りながらのお散歩を愛犬は求めていますからアイコンタクトを含めたコミュニケーションを楽しんでください。

また散歩の途中で休憩スポットを見つけるということも愛犬は喜びます。その休憩タイム中におやつを一欠片与えると「あそこまで行けばおやつがもらえる!」と学習し楽しい気分になれるようです。

犬友との出会い

散歩での犬友との出会いも大切にしてあげたいです。子犬の時には社会化を目標とした散歩を心がけますが、社会化ができたわんちゃんにとって犬友の存在は飼い主さんとの遊びとはまた違う楽しみがあるようです。

わんちゃんは遊びによって犬同士の社会的な関係を作り上げ、社会的なスキルを学んでいきます。どのくらいの強さなら相手に遊びの枠として噛み付いても大丈夫なのか、どのようなタイミングをはかれば良いのかなどを相手の仕草を見て学んでいきます。遊ぶことは犬の心と体と社会関係全ての総合的な基礎になっているのです。

しかし、なかには犬嫌いの犬もいるので、「絶対に必要」と無理に犬友達をつくらせることはありませんが、散歩コースで毎回顔を合わせる、なじみのわんちゃんたちとは仲良くなっておきたいと思います。

ここまででわんちゃんにとっての散歩の意味や散歩に含まれることについてまとめてみました。では、皆さんは愛犬との散歩はいつも決まったルートですか?それとも毎回異なりますか?それとも時々違うルートを散歩していますか?

では、わんちゃんの散歩コースを変更するメリットとデメリットを考えてみたいと思います。

わんちゃんの散歩コースを変更するメリット

Mature Couple Taking Golden Retriever For Walk

Monkey Business Images/shutterstock.com

リーダーシップは飼い主さん

いつも同じコースを散歩していると次はどこで曲がるのか、どこに行くと何があるのかなど愛犬は覚えてしまいます。そうすると散歩でリーダーシップをとるのは愛犬になり『愛犬に引っ張られている飼い主さん』になってしまい『リーダーウォーク』ができなくなってしまいます。

『リーダーウォーク』ができていない状態で愛犬がどんどん前に進んで行ってしまうとT字路や十字路などの曲がり角で、急に自転車や自動車が来たとき愛犬はどうなってしまうでしょうか?なんとか避けることができたとしても、『リーダーウォーク』ができていれば愛犬に怖い思いをさせなくてもすむことです。

そのようなことにならないためにも散歩コースは毎日違うものにし、散歩コースを決めるのは飼い主さんであり、リーダーシップを取る必要があります。そうすると愛犬は飼い主さんがどこへ行くのかわからないので必然的に飼い主さんに集中し、飼い主さんの顔を見るようになり愛犬とアイコンタクトがとりやすくなりますので、愛犬の安全を守ることができるようになります。

散歩コースを毎日変える一つ目のメリットは『散歩コースを飼い主さんが毎日決める事でリーダーシップがとれ、愛犬を安全に守ることができる』ということです。

縄張り意識を弱める

毎日同じコースを散歩していると縄張り意識がとても強くなります。自分のテリトリーを毎日パトロールしているように思えてくるのです。いつもの散歩コースに見慣れないわんちゃんがいたりすると縄張りを荒らされたと思い、攻撃的になることもあります。

元々わんちゃんは防衛本能が強いので縄張りを守ろうという意識は間違ってはいないのですが、過剰に強くなってしまうとわんちゃんにとってもストレスになってしまいます。

ですから散歩コースを毎日変える二つ目のメリットは『毎日違う散歩コースにしていると自分の行動範囲が広がりますので、注意や縄張り意識が分散し、執着心が軽減される』、ということです。

散歩コースを変えることで脳に刺激を与える

散歩はわんちゃんにとって、脳を活性化する効果が期待できます。そして散歩コースを変えるということは脳を活性化することに大変有効的といえます。いつもと違うコースに行くことによっていつもと違う「風」、「匂い」を感じ、テンションもあがり「ここはこんな犬が通っているのか」と新しい発見に繋がり脳が活性化されるようです。最近では散歩コースを変えることは犬の認知症防止・進行抑制にもつながると言われています。

散歩コースを毎日変える三つ目のメリットは『脳に刺激を与え活性化させる』ということです。







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