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家族に捨てられ病気を発症…二度の不幸を経験した犬が掴んだ幸せに涙


家族に捨てられ病気を発症した犬

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www.dogtales.ca

家族に捨てられ、カナダのオンタリオ州のDog Tales Sanctuary and Rescueに持ち込まれた後、Padreは変性性脊髄症と呼ばれる症状を発症しました。
その病気は彼の中枢神経系を絶え間なく攻撃し、身体を動かすことをできなくさせていきました。
そして、毎日少しずつ魅力を失っていったのです。

毎日、飼い主候補の人々はPadreの前を通り過ぎて行きました。
出典:https://www.thedodo.com/padre-dog-wheelchair-rescue-2001129165.html

どんな理由かはわかりませんが、家族に捨てられ施設へ来た一匹の犬。
それだけでも絶望しかねないのにさらなる試練が彼を襲いました。
それは変性性脊髄症という病気でした。

症状としては、後ろ足の引きずりや階段などの段差を踏み外すなどの歩行障害から始まり、後ろ両足の麻痺、前足の麻痺と症状が広がっていきます。神経障害なので自分で排泄する事が出来なくなりさらに進行すると、病変は脳幹まで達して呼吸困難や嚥下困難まできたすのです。
ここまで進行するのに約2~3年とされています。

この病気が発症したことでパドレが里親を探すことは明らかに困難になりました。
きっと施設に居る子を引き取りたいと来ても病気でない犬の方にみんな行ってしまうのでしょう。
自分のことを目にとめてくれると期待しては通り過ぎられることでがっかりする。
これの繰り返しだったのですね。
自分に未来があるのかさえ疑ってしまっていたことでしょう。

Padreは人を信じていた

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www.dogtales.ca

ドッグ・テイルズのクレア・フォンドラン氏は、
「人々は施設に200日ほどいるPadreから信じられないほどの無限の愛とキスを受け取ることができます。私たちの最大の恐怖はこのような犬がシェルターで死ぬことです」と語りました。
出典:https://www.thedodo.com/padre-dog-wheelchair-rescue-2001129165.html

Padreは200日、つまり半年以上自分の目の前を通り過ぎる人たちを見てきたのに、家族には捨てられたのに人を嫌いになんてなっていませんでした。
それどころか愛情表現をしたというのです。
Padreの健気な姿を思い浮かべるとなんとも言えない気持ちになります。
こんなに素敵でみんなに愛を与えてくれる犬がシェルターで死ぬなんてあってはならないことです。
ちゃんと愛してくれた家族の元で命の終わりを迎えなければならないと思います。
その権利はどんなペットたちにもあるはずなのに。
捨てられた犬に関して言えば、その当然の権利を奪っているのは飼い主なのです。

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