気象庁によると、本日18時9分頃、宮城県沖を震源とする地震があった。震源の深さは約60km、地震の規模はM7.2、最大震度5強を宮城県で観測している。今回の地震は、緊急地震速報が発動し、事前に震度等が分かったのですが、その際に「M7.2」とされていたのが「震度」と勘違いする人が続出したようだ。
宮城県での地震の様子
【地震速報】先ほど午後6時9分ごろ、宮城県で震度5強の揺れを観測する地震がありました。
津波注意報、宮城県に到達とみられます。
予想の高さは1メートルです。
#地震#nhk_news—NHK生活・防災 (@nhk_seikatsu) March 20, 2021
気象庁などの発表に依ると、今回の地震の規模は地震の規模はM7.2、震源の深さは約60km、最大震度5強を宮城県で観測している。
また1メートルの津波が到達中の可能性があると発表しており「津波注意報」を発令している。
この津波の高さに関して気象予報士「山本昇治」さんによると、以下のようにツイート。1メートルとはいえ、かなり危険性の高い津波であることがわかる。
気象庁は、20cm~1mの津波が見込まれる時に「津波注意報」、1~3mの津波が見込まれる時に「津波警報」を発表します。注意報レベルでの津波でも、人が流されるパワーの可能性があるため、注意報等が出たら、絶対に海に入らないように。#津波pic.twitter.com/BQJ04fRiQd
—KRY気象予報士 山本昇治 (@tenki_KRY) March 20, 2021
震度と勘違いする人が続出
さてこの手の地震関係の情報で毎度のごとく勘違いしやすいのが「震度」と「マグニチュード」である。
実際にネットでも「震度7強だって?」「災害速報で震度7とでた」「震度7は怖すぎる」というコメントが見受けられる。
マグニチュードは地震の規模を表すもので今回はM7.2。それに対し、震度は気象庁、地方公共団体及び国立研究開発法人防災科学技術研究所が全国各地に設置した震度観測点で観測した震度であり、観測地点によって異なる。
従って「マグニチュード」≠「震度」であり勘違いしてはいけない。しかしこのような緊急事態で、いち早く情報を伝えなければならない際に誤って勘違いするということはよくあることであり、だからこそ注意が必要なのかもしれない。
2月13日に発生した福島県沖の地震もまだ記憶に新しいが、一体東北の余震はいつまで続くのであろうか。