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コロナに感染した友達に差し入れに行ったら、想定外の対応過ぎて想像を絶した


image:pixabay

毎日のように各メディアが報道するコロナの話題。マスクや感染症対策などには協力していても、いざ死者数や感染者数と言われても身近な存在で感染者が誰一人としておらず実感が湧いていない。そんな人もまだまだいるのではないだろうか。
筆者もある一本の電話が来るまではそうだった。

ある日突然友人から「コロナ感染者になった」と連絡が...

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その日は土曜日で珍しく寝坊して朝8時半頃に目が覚めた。
すると友人から7時頃に着信履歴があったようだ。珍しいなと思いながらも数日に一回は連絡を取っていた友人だった為、電話をかけるも繋がらない。すると折り返しの電話が来た。

友人:「コロナになっちゃってさ〜大変なのよ〜」
私:「・・・へ?」

1週間前には私も友人と接触しており、生きた心地がしない瞬間だった。

他に頼れる人がいないので頼まれ現地急行

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詳しく状況を電話で聞くと、数日前から喉が痛かったが昨日微熱と頭痛で病院に行った結果、なんと新型コロナウィルスの抗原検査で陽性反応が出たと言うものだった。

友人との濃厚接触者とされる方たちには既に連絡が行き、同じく彼らも隔離されたと。
しかも隔離施設が異なるために家族や親族など、頼れる人もいないとの事。

私:「何か力になれることがある?」
友人:「本当?忙しいのにありがとう。お願いしても良い?プリンが食べたいの。ごめんね〜」
私:「わかった!午後仕事あるから今からダッシュで行くね!」

と言うことで慌てて準備した。準備の最中にも『買ってきてほしいリスト』は続々と増え
結果的に自宅にあるものや周辺のお店3店舗を回るショッピングツアーをし、やっとの思いで友人の元へ。

感染者収容施設は某山手線駅から徒歩5分

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友人に住所を尋ねると「こんなところで良いのか?」と心配になるくらい程、利便性が良い場所だった。大体の人がわかるような有名ビジネスホテルだ。
山手線沿線の駅で、駅からも徒歩5分の好立地。感染者受け入れ施設としてはアパホテルが一時話題になったが、他のホテルも協力していることは、あまり公にされておらず意外だった。

宿泊施設は怪しい仕様に変更され、警備員が立っているだけ

大きな看板を目指して歩いていくと、1階入り口と思われる場所に到着した。しかし、メインゲートは白い紙で覆われ、中が見えない。入り口から建物に近付こうとする私に少し離れて様子を見ていた警備員が話しかけて来た。

警備員は私に「立ち入り禁止です」と伝えた。
いやいや、立ち入り禁止ですじゃないでしょ・・・と内心突っ込みを入れそうだったが、ここは冷静に。
「宿泊者からの要望で差し入れを届けに来ました」と告げると、理解した様子でポケットからメモ用紙を取り出す。

警備員:「●●(友人の名字)さん ですか?」
私:「?はい。●●●(友人の姓名)です」
警備員:「少々お待ちください」

いや、おかしいでしょう。これだけ大きなホテルに収容されてるの1名だけか?
普通はこちらが相手の名前を言わないと出ないはずだが、先に名字を言われてしまった。
この警備員はエスパーなのか?この時点で逆にこちらが混乱した。

少ししてから入り口に入れるのかと思ったら横の小さな扉からスタッフが数名現れ、簡易机を設置し始めた。これは長くなるぞ!と覚悟を決めるしかなかった。

寒空の下、簡易テーブルとスタッフの前で渡す物全てを晒すハメに

玄関先に突如出された受付机。もちろん来客用の椅子などもなく、持っていた仕事道具から全ての荷物を地べたに放置するしかなかった。マスクとビニール手袋をはめ終わった受付係が不慣れそうにやっと口を開く。

受付係:「お渡しする物を全てこちらに出してください」
私:「全部見せるんですか?」
受付係:「はい」

今回の感染者が男性だった場合に、差し入れついでにエロ本などを持ち込んでいたら私自身が最悪の状況だったことは間違いない。

しかし、女性も使用途中の歯間ブラシや生理用品など、本人的に良い気はしないだろう。数人のスタッフに凝視されてから持ち上げられ、左右に分けられた。
ここで嫌な展開を察する私。

プリンは要冷蔵だから受け取り拒否!?

image:秒刊SUNDAY

受付係:「夕方のお渡しになりまして、冷蔵物はお受けできません。お持ち帰りください」
プリンやヨーグルト、納豆は冷蔵物なのでNGだと言う。そして海苔の佃煮『ご飯ですよ』はビンが処分できないからと言う理由でNGとされた。

「友人から許可が出ていると聞いて買って来た」と伝えても受け取れないの一点張り。
私:「今10時ですし、夕方まで持つ物ばかりです。大丈夫です。何なら自己責任の書面1枚書きますので」もちろんダメだった。

しょうがなく目の前のホテルにいるであろう友人に電話で事情を説明すると、友達は電話越しに激怒し始めた。直接対応しているスタッフさんにOKをもらったのでお願いしたのに!と。
ついには「糖分足りなくて体調悪い!情報によると他の施設より対応が酷い!」とまで言い始めた。(スピーカーにしていなくて良かった)

一旦はスタッフさんに事情を説明し協議してもらうもやはり再度拒否。
結局は私は一生懸命買い集めた商品の半分以上を持ち帰ることになった。

差し入れの曖昧な選別基準

image:秒刊SUNDAY

写真は受け取ってもらえた商品だ。成城石井でわざわざ探したサラダにプリン、コンビニで探したご飯ですよと納豆などは仕事場に持ち込むハメになり終日私のカバンで常温保存され、夜遅くにやっと冷蔵庫におさまった。

ここで疑問に感じたのが曖昧な選別基準だった。

もちろん宿泊する際には外部からの差し入れについての同意書を書いているようだったが、今回最初はダメだった梅干しは抗議してOKに。何故か写真の真ん中にある白い袋に入ったSoupStockで買った熱々の出来立てスープはOKだった。これは今でも謎である。

またゼリーは蓋で密閉されているタイプはOKだったが、上に空間があるタイプのゼリーはNG。スープがOKだったなら他もかなりOKだったのでは?

無事に隔離期間終了

そして友人は2週間程度で無事に退院?できた。
仕事にも大きな影響を与えるコロナ感染ネタは周囲の人には言えず、本人も自営業者だったので仕事のキャンセル対応などに追われ大変だった様子だ。

しかも当分の仕事も失ってしまう危険性だけでなく、関係した企業や団体全てに検査などの影響が出る可能性もあり、情報の取り扱いには注意しないといけない風潮なのが本当に辛いところだなと外野ながら感じた。

本人も感染症対策は常にしていた。が出てしまった陽性反応

今回、感染した友人は体調不良が数日続き、発熱をきっかけに検査を受けたら陽性反応が出てしまったものだ。感染症対策も私よりしていたと思われ、感染源もわからず誰も責めることができない。

コロナと一旦判断されるとここまで面倒なのかと改めて驚愕してしまった。
過度に恐怖を感じる必要はないと私は思うが、身近な人に患者がいなくても、ウィルスにかからない生活を送るに越したことはない。

皆さんにも今一度かかった場合の大変さを想像してみてもらい、自身の免疫力をアップさせるよう努めて欲しいと思う。

コロナに感染といえば、あの有名な漫画の島耕作も感染したと話題になったようだ。島耕作が新型コロナ陽性、感染経路を著者の弘兼憲史氏が激白

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