東京都産業労働局と東京観光財団は、東京都が福島県の観光振興と経済振興の支援のために実施している「被災地応援ツアー」事業で、協力金の不正受給が発覚したと発表した。

虚偽の報告で協力金の交付を不正に受けていたのは、東京都品川区の東京さくらツーリスト。平成24年度から26年度まで、宿泊と日帰りツアー計12ツアーで実態がないか過大人数で協力金を申請。235万5,000円の交付を受けていた。東京都は協力金の返還を求め、警視庁に被害届を提出する。

6月15日に匿名で受けた通報を元に、宿泊先旅館や飲食店などを調査した結果、不正を確認した。東京都では、多くの旅行事業者の協力を得るため、領収書の提出を不要にするなど、宿泊ツアーの実施報告の簡略化を進めていた。旅行事業者へは、宿泊ツアーで1泊3,000円、日帰りツアーで1,500円の交付を行っていた。

東京都と東京観光財団は、過去の他社のツアーに関して実態を調査し、調査結果を元に再発防止に取り組むとしている。

詳細はこちら



情報提供元: Traicy