2016年春から、小田急の特急「ロマンスカー」が新たに海老名駅と伊勢原駅へ停車します。

『ミシュラン』で星がついた観光地最寄り駅に

 小田急電鉄は2016年3月に実施予定のダイヤ改正で、小田原線の海老名駅と伊勢原駅を新たに特急「ロマンスカー」の停車駅にすると発表しました。

 海老名駅は小田急線と相鉄線、JR線の3路線が乗り入れる神奈川県央地域のターミナル駅で、近年では圏央道が開通し駅周辺の開発が進行。小田急による海老名駅間地区の開発も控えていることから、特急停車によってさらなる利便性の向上を図り、「地域の発展に寄与」(小田急)していくとのこと。

 伊勢原駅は、神奈川県の「新たな観光の核作り構想」地域に認定されている「国際観光地・大山地域」の最寄り駅で、2015年10月には大山ケーブルカーに新型車両が登場。また『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』改訂第4版(フランス語)に「大山」が“一つ星”、「大山阿夫利神社からの眺望」が“二つ星”として掲載されており、小田急は伊勢原駅への特急停車によって、国内外からの観光利用客の獲得を進めるといいます。

 停車本数は、海老名駅が日中時間帯を中心に上下それぞれ1時間1本程度、伊勢原駅は朝方の下りと午後の上りの数本が停車する予定。詳細は今年12月に発表される見込みです。

 小田急電鉄は「鉄道事業を中心とした運輸業と不動産業が連携し、駅周辺の整備、再開発、交通ネットワークの拡充により、お客さまの暮らしやすさの向上に寄与するとともに、新規利用客の誘引を図ってまいります」としています。

情報提供元: 乗りものニュース