北米ホンダ(American Honda)が発表した2021年2月の販売台数は、10万6328台。前年同月比−11.4%とふるわなかったが、トラック(SUV)のカテゴリーは5.7%増と好調。パスポート、パイロット、リッジライン、MDXが販売を牽引した。

北米でも電動化車両も急増中。CR-Vハイブリッドが好調

北米ホンダ(American Honda)は2021年2月の販売台数を発表した。ホンダ部門は9万4775台で前年同月比−12%、アキュラ部門は1万1553台で前年同月比−5.8%、そして北米ホンダ全体では10万6328台で前年同月比−11.4%という結果だった。




ホンダに限らず、2月の北米の自動車販売は低調だった。前年同月より2日少なかった営業日数と記録的寒波のせいで、全体では−12.7%となった。




もう一つ、自動車業界を苦しめているのが半導体不足だ。ホンダは米国とカナダの5工場で生産調整を行った。




そんな中、好調だったのがSUVだ。北米ホンダではトラックとカテゴライズしているが、フェイスリフトして2月から販売が始まったばかりのピックアップトラック、リッジラインが3873台(前年同月比+20.7%)と好スタート。そしてCR-Vよりも上級のSUV、パスポートが1万台を超える好調ぶり(1万0689台で前年同月比+18.6%)。さらに北米ホンダのフラッグシップSUV、パイロットも3686台(前年同月比+10.3%)を販売した。

ホンダ・リッジライン

ホンダ・パスポート

ホンダ・パイロット

また、新型に生まれ変わったアキュラMDXも2月の最高記録を更新する5379台(前年同月比+40%)を記録。これらのおかげで、北米ホンダのトラック(=SUV)販売は前年同月比+5.7%を達成することができた。

アキュラMDX

北米ホンダの2月のトピックとして触れておきたいのは、電動化車の販売が急増していること。前年同月比で96.2%というから驚きなのだが、特に20年3月から販売が始まったCR-Vハイブリッドが好評のようだ。

ホンダCR-Vハイブリッド

北米ホンダ(ホンダ部門)・車種別販売台数【2021年2月】


アコード:1万3293台(−27.0%)


シビック:1台5906台(−37.9%)


クラリティ:420台(−24.9%)


フィット:1724台(−39.6%)


インサイト:1217台(−24.6%)


CR-V:3万0249台(+7.0%)


HR-V:8181台(+0.8%)


オデッセイ:5537台(−14.7%)


パスポート:3686台(+18.6%)


パイロット:1万0689台(+10.3%)


リッジライン:3873台(+20.7%)



北米ホンダ(アキュラ部門)・車種別販売台数【2021年2月】


ILX:819台(−24.4%)


NSX:4台(−55.6%)


RLX:43台(−48.8%)


TLX:1788台(−21.0%)


MDX:5379台(+40.0%)


RDX:3520台(−29.3%)


※( )内は前年同月比

情報提供元: MotorFan
記事名:「 北米ホンダの2月販売はSUVが牽引! 顔が変わったリッジラインとアキュラの新型MDXが絶好調スタート!