5月24日、ビー・エム・ダブリューは今年1月に日本に導入された新型BMW3シリーズにディーゼルエンジンを搭載した「320d xDrive」を設定し、同日より発売した。また、プラグインハイブリッド仕様の「330e Mスポーツ」や、Mパフォーマンスモデルの「M340i xDrive」のプレオーダー受付も同日より開始された。

2019年夏以降は「ハンズ・オフ機能」付き渋滞運転支援機能を搭載

 新型3シリーズは2019年1月に日本デビューを飾った。登場時に設定されたグレードは「320i」シリーズ(452万円〜583万円)と「330i Mスポーツ」(632万円)で、選べるエンジンは2機種だった。今回発売されたグレードにより、新型3シリーズ・セダンは5機種のパワートレインから選べるようになった。




 ディーゼルエンジン仕様の「320d」は標準グレード(578万円)とMスポーツ(629万円)の2グレードを設定。エンジンは190psと400Nmを発揮する2.0L直列4気筒ディーゼルターボで、8速ATと4WDシステムの「xDrive」を組み合わせ、トルクフルな走りと15.3km/Lの燃費(WLTCモード)を両立させている。

 納車は9月下旬からとなるがプレオーダー受け付けを開始したのは、プラグインハイブリッド仕様の「330e Mスポーツ」(654万円)と、高性能なMパフォーマンスモデル「M340i xDrive」(962万円)。



 「330e Mスポーツ」には292psと420Nmを発する2.0L直列4気筒ターボエンジンに111ps仕様のモーターを組み合わせたプラグインハイブリッドで、システム総合では288ps(エキストラ・ブースト・モード使用時)と420Nmを引き出す。0-100km/h加速を5.9秒でこなす加速性能を備えた一方で、先代型から約80%容量を拡大した10.3kWhバッテリーの搭載により、最低59kmのEV航続距離を実現。ちなみにモーター駆動だけのいわゆるゼロエミッション走行時の最高速度は120km/hだ。

 M340i xDriveには387psと500Nmを引き出す3.0L直列6気筒ターボを搭載。トランスミッションは8速スポーツATで、駆動力はxDriveによって四輪に伝達される。0-100km/h加速を4.4秒でこなす実力が与えられている。さらにサーキット走行時などで真価を発揮するMスポーツ・ディファレンシャルやアダプティブMサスペンション、Mスポーツ・ブレーキ、そしてハイパフォーマンス冷却システムとディスクブレーキを含むMテクノロジー・パッケージを採用。

 外観ではサテン調クローム加飾を施したキドニーグリルやミラー・キャップ、エアインテークが装着され、アグレッシブな走りのイメージを際立たせている。

 今回追加設定されたグレードも、すでに発売されているモデルと同様に最先端の運転支援機能が搭載されている。さらに2019年夏以降には、これらのモデルに「ハンズ・オフ機能付き従来運転支援機能」が搭載される予定だ。この機能は高速道路での渋滞時、ドライバーの負担を軽減し、安全に寄与する運転支援システム。絶えず前方に注意するとともに、周囲の交通状況や車両の状況に応じて直ちにステアリングホイールを確実に操作することができる状態にある限りにおいて、ステアリングホイールから手を離して走行ができる。

●新型BMW3シリーズ・セダン国内販売モデル一覧


・320i SE:452万円


・320i:523万円


・320i Mスポーツ:583万円


・320d xDrive:578万円※


・320d xDrive Mスポーツ:629万円※


・330e Mスポーツ:654万円※


・330i Mスポーツ:632万円


・M340i xDrive:962万円※


※印付きは追加設定されたグレード





情報提供元: MotorFan
記事名:「 BMW3シリーズにディーゼル仕様「320d xDrive」が追加! PHEVの「330e」やMパフォーマンスモデルの「M340i xDrive」の予約もスタート