三菱のディーラーに新型デリカD:5購入を検討するために訪れた知人が、なぜかeK Xの購入を決めて帰ってきた。この2台では車格も違うし、比較対象にはなりえないと思うのだが、よくよく話を聞いてみると、「なるほど~」と納得してしまう事実が隠されていた。そう、それはeK Xに搭載されているMI-PILOTという機能の一部である「同一車線運転支援」が、今の三菱のラインナップではeK Xにしか搭載されていないという点だった。新型デリカD:5などは先行車を追従することは出来ても、ハンドル操作の支援機構は搭載されていない。ココがポイントとなったのだ。

渋滞時などに威力を発揮するMI-PILOT。アクセルとブレーキを自動制御して先行車との車間距離を保ち、さらにステアリングを制御して車線の中央を走行する。このステアリングの制御が、デリカD:5には搭載されていないのだ。

新型デリカD:5にも前車との車間距離を自動で制御するe-Assistが搭載されているが、車線の中央をキープする制御はなく、車線を逸脱しそうになった時に警報してくれるシステムにとどまっている。

先行車との車間距離を自動で制御し、車線の中央を走行するようにハンドル操作も制御してくれるeK X。渋滞時などにドライバーの疲労を軽減してくれることが容易に想像できる。また、新型デリカD:5にも、ハンドル操作を制御してくれるシステムがいずれは搭載されると予想されるだけに、デリカD:5をはじめ、MI-PILOT未搭載の三菱車には、MI-PILOTの搭載を期待せずにはいられない。
情報提供元: MotorFan
記事名:「 ある機能について、eK Xが現在の三菱車の中で最上級の装備を備えている? さて、その装備とは?