今回設置される東芝エネルギーシステムズ製の「H2Oneマルチステーション」は、ワンコンテナタイプの「H2One」と地産地消型の再エネ水素ステーション「H2One ST Unit」を組み合わせたシステムで構成されている。具体的には、再生可能エネルギーにより建物に電気や熱を、電気自動車に電力を供給できる「H2One」と毎日燃料電池車8台分(国内の自動車平均走行距離から算出)の水素を製造でき、最速3分で満充填ができる「H2One ST Unit」の水素エネルギー供給システム。今回設置する「H2Oneマルチステーション」は、近接する太陽光発電システムから電気の供給を受ける予定だ。
また、「H2Oneマルチステーション」は高圧ガス保安法上の「第二種製造者」の製造所で保安係員の常駐が不要。災害等の非常時に停電しても避難所において300人に3日分の電力と熱を供給することが可能だ。