■8AR-FTS


シリンダー配列 直列4気筒


排気量 1998cc


内径×行程 86.0mm×86.0mm


圧縮比 10.0


最高出力 180kW/5800rpm


最大トルク 350Nm/1650-4000rpm


給気方式 ターボチャージャー


カム配置 DOHC


ブロック材 アルミ合金


吸気弁/排気弁数 2/2


バルブ駆動方式 ロッカーアーム


燃料噴射方式 DI+PFI


VVT/VVL In-Ex/×

 AR系列は、S型→AZ型という系譜を辿るトヨタの2.0ℓオーバー直4シリーズ。横置きのコンベンショナル仕様がベースとなっているが、2011年にカムリに搭載された2AR-FXEからハイブリッド用エンジンが主体となった。




 そこからさらにD・EセグメントのFR用として縦置き設計とした2AR-FSEへと発展。FXEのPFIから燃料供給をDI/PFI併用としたのが目立つが、横置きから縦置きに変更するにあたっては、クロスメンバーや操舵系との干渉が変わるため、オイルパンが大きく変更され、同時にバランサーの配置と回転取り出し位置も異なる。




 トヨタ初のダウンサイジングターボエンジン8AR-FTSは、欧米市場が主要ターゲットとなるレクサスブランド用として2014年に登場。AR系といってもスクエアなボア×ストロークをはじめ、ほぼ新設計といってよい。シリンダーヘッド一体型の4-2集合排気管は、冷却水による水冷式として排気温度を下げ、集合部はツインスクロールとして高効率な排熱回収を狙う。

直噴・ポート噴射併用のD-4Sはターボ用のD-4STに。独自の1噴口スリットインジェクターを採用。燃焼室内に強いタンブル流を発生したところへ最適な混合気を形成するための燃料噴射を行なう。

2AR-FXE

■2AR-FXE


シリンダー配列 直列4気筒


排気量 2493cc


内径×行程 90.0mm×98.0mm


圧縮比 12.5


最高出力 112kW/5700rpm


最大トルク 206Nm/4400-4800rpm


給気方式 NA


カム配置 DOHC


ブロック材 アルミ合金


吸気弁/排気弁数 2/2


バルブ駆動方式 ロッカーアーム


燃料噴射方式 PFI


VVT/VVL In-Ex/×
2AR-FSE

■2AR-FSE


シリンダー配列 直列4気筒


排気量 2493cc


内径×行程 90.0mm×98.0mm


圧縮比 13.0


最高出力 131kW/6000rpm


最大トルク 221Nm/4200-4800rpm


給気方式 NA


カム配置 DOHC


ブロック材 アルミ合金


吸気弁/排気弁数 2/2


バルブ駆動方式 直接駆動


燃料噴射方式 DI+PFI


VVT/VVL In-Ex/×
■2AR-FE


シリンダー配列 直列4気筒


排気量 2493cc


内径×行程 90,0mm×98.0mm


圧縮比 10.4


最高出力 134kW/6000rpm


最大トルク 235Nm/4100rpm


給気方式 NA


カム配置 DOHC


ブロック材 アルミ合金


吸気弁/排気弁数 2/2


バルブ駆動方式 直接駆動


燃料噴射方式 PFI


VVT/VVL In-Ex/×
情報提供元: MotorFan
記事名:「 縦横無尽。V6代替としての役目も担うトヨタの中排気量4気筒エンジン