フロントドアとリヤドアが観音開きになったこのリムジン。ロールスロイス・ファントムをモチーフに、筑波研究学園専門学校の学生たちが製作した車両であり、ビシッと着込んだスーツでその前に並ぶと、ミョーにアダルトな雰囲気あるじゃないですか。でもねぇ、なーんかヘンなんですよ、このクルマ。

<ツッコミどころその1:運転席がおかしい>




ご覧のとおり、運転席にはなぜかフルバケットシートが載っております。なぜ布袋仕様のあみだクジになっているのかと聞いたところ「ギター好きな先生からこの柄にしろと言われて」という理由でした。






それにしてもATだったり独特なメーターだったりと、どっかで見たことあるようなクルマの雰囲気です。

<ツッコミどころその2:後部座席がおかしい>




座席というか座敷みたいになってますが、こちらはリヤドアから撮った映像です。ほら、ルームミラーやサンバイザーが付いてるじゃないですか! おまけにトランクを開けるためのレバーが右下に見えます。その点を考慮してリヤドアをよく見ると、なぜかフロントドアに見えてくるから不思議です。






そろそろみなさんおわかりでしょう。このクルマ、じつは2台のマーチのフロント側を接続した、世にも奇妙な珍リムジンだったのです!

「5年前の先輩がたが製作した前後マーチ顔のリムジンをベースに、ロールスロイス風にリメイクしたクルマなんですよ!」と、車体整備士コースの製作班リーダー・大吉くん。それまでは単なるマーチだったのに、せっかくだからと本格的なファントム風フェイスのリムジンに生まれ変わったわけだ。3Dプリンターで作ったエンブレムもシャレてるよね!

情報提供元: MotorFan
記事名:「 ロールスロイス・ファントムの正体はマーチ×マーチ!?【東京オートサロン2018】