トラストのGReddy RXと言えば、谷田部最高速全盛期のチューニングシーンを盛り上げた名チューンドGT‐Rだ。そもそもRXというのはトラストのGT‐R開発車両を意味するネームで、これまでBNR32、BCNR33、R35に与えられてきた。


そう、BNR34にはRXが存在しなかったのだ。当時さまざまな事情があっての判断なのだけど、歯抜けは気持ち悪い。しかもBNR34は第2世代GT‐Rの最終進化モデル、最後のRB26搭載車両として世界中のフリークから愛されつづけている。




「いまやるしかない」




社内で自然とそのような流れになり、2017年にBNR 34をおよそ18年ぶりに購入。そのままRX伝統のブルーにオールペイントしてパーツ開発に着手した。


トラスト広報の川島さんいわく「トラストとしてBNR34用のパーツはすでに揃っています。今回はそれとはちがう路線、一生BNR34に乗り続けたいと願うようなオーナーをターゲットにした、ちょっとマニアックで本物志向のパーツを展開していく予定です」とのこと。


デビューからすでに19年が経過しているものの、輝きは衰えるどころか、ますます強い光を放っているBNR34。その光を守ることもチューニングパーツメーカーの仕事。トラストはそう考えているというわけだ。


BNR34オーナーにとっては、心強すぎる援軍の登場と言えるだろう。



このインテークまわりを見て「おおおおお!」と感動したひとはグループAマニア認定。このサクションのパイピングレイアウトとエアクリボックスは、トラストの開発陣がめちゃくちゃこだわって当時のグループA仕様を再現している。「むかし作ろうとしたんですけどコストがかかりすぎるのでNGが出たんです」とはトラスト開発メカ。価格、販売時期ともに未定だが、ぜひとも発売してもらいたい!






トラストブースは北10ホールです。

情報提供元: MotorFan
記事名:「 開発コード“GReddy RX”が与えられたBNR34【東京オートサロン2018】