近代建築の三大巨匠のひとりル・コルビュジエに敬意を表したランボルギーニ・コンクール・デレガンスが、


彼の生まれ故郷であるスイス・ヌーシャテルで開催された。最優秀賞には日本人コレクターのミウラSVが選ばれた!

20世紀を代表する建築家、ル・コルビュジエ。ピロティ、屋上庭園、自由な平面、水平連続窓、自由な立面、という「近代建築の五原則」を定式化し、近代建築運動に大きな影響力を与えた偉人である。パリ郊外にある傑作のサヴォア邸をはじめ、日本の国立西洋美術館など7カ国17作品が世界文化遺産に登録されている。そんなル・コルビュジエ(本名シャルル=エドゥアール・ジャンヌレ=グリ)に敬意を表し、9月17日、ランボルギーニは彼の聖地であるスイス・ヌーシャテルで「ランボルギーニ・コンクール・デレガンス」を初開催した。コンクール・デレガンスには世界中から50台の貴重なランボルギーニが集結。ランボルギーニの象徴であるミウラやクンタッチ、そしてエスパーダ、LM002などコンディション抜群の個体に参加者も見とれていたという。

肝心の審査は国際的な鑑定家やデザイン専門家などの審査員によって行われた。全11クラスの勝者の中から「ベスト・オブ・ショー」に選ばれたのは、なんと日本人コレクターが所有するシリアルナンバー#4838、1971年のヴェルデ・セーナペのミウラSVが受賞。またランボルギーニ経営陣が選ぶ特別賞「ベスト・オブ・ザ・ベスト」には1967年にマルチェロ・ガンディーニがデザインしたプロトタイプ、マルツァルが栄誉に輝いた。アウトモビリ・ランボルギーニのステファノ・ドメニカリ社長兼CEOは「本コンクールは伝統ある過去を大切にしつつ革新的でありたいと願うランボルギーニを反映しています。2018年にはスーパーSUVのウルスも加わり、今日のハイパフォーマンスSUVのコンセプトを生み出したLM002のアイデアを現実のものとするでしょう。ランボルギーニはル・コルビュジエ財団、ヌーシャテルの惜しみない支援と歓待に感謝いたします」と語った。


このランボルギーニの価値観は常に伝統を取り入れつつ、新しい建築の可能性を模索したル・コルビュジエの人生と重なる。


 

情報提供元: MotorFan
記事名:「 日本人コレクターのミウラSVが「ベスト・オブ・ショー」受賞!