東武鉄道は、日本鉄道保存協会が静態保存していたC11形蒸気機関車を東武博物館が譲り受け、動態保存を目的として復元するため11月14日、埼玉県久喜市の南栗橋車両管区への搬入し、作業を報道陣に公開した。



C11形蒸気機関車は11月8日に北海道江別市を陸路(トレーラー)にて出発し、9日に苫小牧港到着。運搬の都合上12日に海路(フェリー)にて苫小牧港を出発し、13日に大洗港到着。再度陸路(トレーラー)にて大洗港を出発し、14日南栗橋車両管区に到着した。



南栗橋車両管区正門から検修庫前へトレーラーで搬入する。





カバーを取り外し、お披露目となった。



トレーラーからクレーンで吊り上げ、線路に移す。



C111は1947年に江若鉄道の発注により日本車輌製造にて製造。1957年から雄別炭礦鉄道、1970年釧路開発埠頭で活躍し、1975年廃車後は静態保存されていた。





2020年冬に復元後は蒸気機関車が2機体制となることで日光、鬼怒川エリアで年間を通してSL安定運転が可能となるほか、他線区でのイベント運転等も検討可能となる。



情報提供元: Ex-Train