「深リム」や「段リム」とはひと味違う新しい提案
デザインリムがリムの定義を再構築する!

レイズ・ベルサス VS250LC


ホイールのデザインを語るとき、その中心はあくまでもディスクだ。

その一方で、リムは、深さや段リムなど、サイズ感を表現するに限られていた。つまり、リムとデザインを結びつける要素は、皆無といっても過言ではなかったのだ。

しかし、ここ数年でその状況は一変。オフロード系カスタムが脚光を浴びる中、多くのホイールに採用されたビードロックリングがスタンダードになるにつれ、リムにも注目が集まるようになった。

そのリムへの注目にいち早く気付き、従来の常識を打破する〝リム視点〟を提案してきたのが、名門ホイールメーカー・レイズ。外周視点とフェイスデザインを融合するというかつてないアプローチだ。

その第一弾としてヴェールを脱いだ「ベルサスVS250LC」を見れば、狙いは一目瞭然だ。これまでただのリングと捉えていたリムが、段を設けられているだけではなく、そこからディスクにシームレスにつながるデザインとなっているのがわかる。

つまり、外周=リムもフェイスデザインに取り込むことで、デザインの幅を拡げ、さらにサイズ感や色使いまでも拡大。このかつてないアプローチこそが、レイズ・アラウンド・リップ・コンセプト(通称、RALC)だ。

デザインという武器を手に入れ、再構築されたリムの定義。ホイールデザインは、また一歩進化した。

リムとディスクを融合するデザインをいち
早く取り入れたことで、新しい表現を可
能としたベルサスの2021年モデル。

【PARTS SPECIFICATION】
SIZE/ 20×8.5 
PRICE/ 5万8000円
COLOR/ マットダイヤモンドカットサイドスーパーガンメタ、クロモイブリード

■■スタワゴ編集部的 デザインリムが本格化すると思う理由■■

①いままでなかった斬新なイメージ

●TEAM DAYTONA/BB06S●
リムをディスクと同義で捉えることで、様々なアプローチが可能に。例えば、BB06Sでは、2種類のマシニング技術によってコの字部分をフィニッシュ。これまでにない意匠/ 色味を実現。

②デザインの幅が広がる

●RMP RACING/GR12●
ただリング状の存在だったリムだが、ビードロック風デザインによって、一躍フェイスの仲間入り。その派生的意匠のGR12では、リムにディンプルをぐるりと配置。しかも、アクセントレッド。

[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]

情報提供元: ドレナビ
記事名:「 デザインリムって知ってます? 遂にホイールの製法はここまできた【これからインチアップはコレが来る】