目次







4列シート車両




ほの国号の外観



まずは、4列シートをご紹介します。4列シートの車両は夜行バスの「新宿・豊橋エクスプレス ほの国号」や空港連絡バス(吉祥寺駅~成田空港または羽田空港)、吉祥寺駅~東京ディズニーリゾート線、土日限定で利用できる吉祥寺駅~お台場線の高速バスで運行されています。





ほの国号の座席は全部で40席


バス後方から見た様子。8列目から後ろは女性専用席





座席前にスリッパがついています


足元にフットレストがあるので、靴を脱いでラクラクに




座席前ポケットには冊子があるので、Wi-Fi情報などはここから




ドリンクホルダー


ドリンクを入れたらこんな感じ





リクライニングはそこまで倒れません。後ろの人が快適に過ごしやすいように配慮されているのかも


4列ですが足元にゆったり感がありました。ふかふかのブランケット付き





ヘッドレスト


位置はお好みで調整できます




座席上部には洋服掛けがあります



また、一部の車両ではUSBポートが利用できます。



昼行便(空港連絡バス、吉祥寺駅~東京ディズニーリゾート線、吉祥寺駅~お台場線)は、可動式のヘッドレストや充電設備、ブランケット、スリッパがなくシンプルな4列シートです。トイレとWi-Fiは利用できます(吉祥寺駅~お台場線除く)。



■4列シート車両の運行情報



リンクからは高速バス比較サイト「バス比較なび」にて、詳しい停留所と料金を確認できます。リンク先のページでは必要に応じて「逆区間」のボタンをご利用ください。










2階建て車両(3列独立シート)



続いてご紹介するのは、3列独立シートの2階建て車両。2階建て車両は「東京ミッドナイトエクスプレス京都号」で運行されています。



※こちらの2階建て車両は、2020年3月で定期運行が終了する予定です。その後は通常の3列独立シート車両で運行されます。





東京ミッドナイトエクスプレス京都号の外観


2階席の3列独立シート。360度囲めるプライベートカーテンがついています




1階には4席だけ2人がけのシートがあります。こちらのシートのみ1人で2席利用可能



フットレスト





肘掛け下のコンセント


アメニティはブランケットと車内用スリッパです



■2階建て車両の運行情報



リンクからは高速バス比較サイト「バス比較なび」にて、詳しい停留所と料金を確認できます。リンク先のページでは必要に応じて「逆区間」のボタンをご利用ください。












3列独立シート車両



続いてご紹介するのが、3列独立シート車両。東京駅〜羽後本荘駅間を移動できる「エクスプレス鳥海号」のほか、奈良・五條~新宿間の「やまと号」、岡山~中野・新宿間の「マスカット号」で運行されています。





エクスプレス鳥海号の外観


車内は3列独立シート(エクスプレス鳥海号の70号車のみ最後尾が4列)





座席には厚手のブランケット


フットレストの裏面ポケットにスリッパがあります




レッグレストとフットレスト、肘掛け下にはコンセント



どの路線も基本的には同じ車両で運行されますが、「やまと号」の五條線だけいくつか違いがあります。シートカラーが茶色な点と充電設備がUSBな点、そして通常A列とC列に付いているカーテンがB列のレーンにもある点です。



大きな違いではないので特に困ることはありませんが、関東バス3列独立シート車両で充電をしたいときはアダプターを持参するのが確実です!



■3列独立シート車両の運行情報



リンクからは高速バス比較サイト「バス比較なび」にて、詳しい停留所と料金を確認できます。リンク先のページでは必要に応じて「逆区間」のボタンをご利用ください。












個室型車両



東京~大阪間を運行する「ドリームスリーパー」は、業界初の完全個室型の車両です。車内には扉付きの個室が全11室あります。





ドリームスリーパーの外観


扉付きの完全個室





心地よい姿勢で眠れるゼログラビティシート


足元は思い切り伸ばせるスペースがあります




アメニティグッズ(歯ブラシ・ウェットタオル・ホットアイマスク・耳栓など)。その他レンタルの部屋着もあり



■個室型シート車両の運行情報



リンクからは高速バス比較サイト「バス比較なび」にて、詳しい停留所と料金を確認できます。リンク先のページでは必要に応じて「逆区間」のボタンをご利用ください。












トイレ周りを比較してみよう



さて、ここからは車両ごとに異なるトイレ周りについてご紹介していきます。



4列シート車両のトイレ



トイレは一番後方にあります。一般的な車内トイレなので、着替えなどは難しそうでした。





「ほの国号」のトイレ。横、9列座席後ろ側にはゴミ箱があります


トイレ内





手洗い場


上部には換気口もあります




扉にはカバン掛けも






2階建て車両(3列シート)のトイレ



※「東京ミッドナイトエクスプレス京都号」の2階建て車両での定期運行は2020年3月まで



トイレは車内1階の後方にあります。同バスは独立洗面台つき! そのため独立洗面台だけを利用する人も。また洗面台の近くにウォーターサーバーも完備されているので、車内でのどが渇いても安心です。





トイレ内


独立洗面台




嬉しいウォーターサーバーも完備






3列独立シート車両のトイレ



車内C席側の前から4列目にあります。広いわけではありませんが、便座用のシートペーパーや手先消毒用のアルコールジェルなどが完備されています。





トイレ内


トイレの前には冷水とお湯が飲めるサービス






完全個室型車両のトイレ



トイレは車内中央に、独立洗面台は車内後方にあります。独立洗面台には、収納式の椅子とカーテンが付いているので、朝お化粧をしたい女性にはとても使い勝手がよくなっています。





ウォシュレット付きトイレ


独立洗面台




収納式の椅子が用意されています



※設備は都合により変更されることがあります

※紹介しているのは基本タイプです。繁忙期などの増発便、車両の整備点検により異なる車両タイプの運行となる場合があります

※紹介しているシートは、関東バスの担当便で運行されます。他のバス会社と共同運行している路線は、乗車日によって車両が異なります





まとめ



夜行バスの設備・サービスをまとめると以下の通りです。

共通設備・サービス:トイレ、Wi-Fi、充電設備、ブランケット、スリッパ



路線 シートタイプ カーテン お茶サービス
新宿・豊橋エクスプレス ほの国号 4列 × ×
東京ミッドナイトエクスプレス京都号 2階建て
3列独立
◯(※1)
エクスプレス鳥海号 3列独立
やまと号 3列独立
マスカット号 3列独立
ドリームスリーパー 個室 - ×(※2)


※1…2階席のみ

※2…アメニティにミネラルウォーターのサービスあり



以上、関東バスが運行する車両を比較してみました。4列シートでも3列独立シートでも、アメニティや設備などはほぼ同じでしたね。トイレはやはり完全個室バス「ドリームスリーパー」のものが豪華でした。独立洗面台がついているのはバスユーザーにとってかなり嬉しいポイントです。



もちろん路線によって金額は変わってきますが、関東バスの高速バスを予約する際に本記事が参考になれば幸いです!





(トキエス)


情報提供元: バスとりっぷ
記事名:「 車両によってトイレの違いはこんなにあった! 関東バスの4種の高速バス車両を全比較