梅雨のこの時期、「なんだか体もダルいし、気分も晴れない」なんて感じていたりしませんか?それは、体が季節変わりに追いつけていないサインかもしれません。季節の手仕事をすることで、気持ちも体も調律してみませんか?今回は『梅シロップ』をご紹介します。作って、飲んで、元気になりましょう!


簡単!仕込んで待とう。『梅シロップの作り方』

まずは基本の梅シロップの作り方をご紹介します。シンプルなレシピゆえに、お砂糖の種類もこだわってみても面白いかと思います。いくつか作って味を比べても楽しいですよ。

<材料>

青梅 1kg

砂糖 1kg

<作り方>

準備. 保存容器を熱湯、またはアルコールなどで消毒しておきます。

1. 梅についているヘタを爪楊枝などで優しく取り除きます。

2. 流水で青梅についている汚れを洗います。

3. 梅についている水分をキッチンペーパーなどで優しく拭き取ります。水分が残っているとカビが発生しやすいため丁寧に行なってくださいね。

4. 保存容器に梅の1/3を入れ、砂糖も1/3量を入れます。これを全量なくなるまで繰り返します。

5. 1日1回、砂糖が溶けきるように、優しく保存容器をゆすります。

6. およそ2週間程度〜1ヶ月で出来上がり♪

※お好みで酢を1/2カップ加えると発酵しにくくなります。

※およそ半年〜1年ほど保存が可能です。

ヘタは優しく取り除きましょう。水滴も残りがちなので、きちんと拭いましょうね。


どう飲むのがお好みですか?

出来上がった梅シロップは、水や炭酸などで割って飲むのが一般的。ですが、アレンジして楽しむのもおすすめです。そこでアレンジレシピもご紹介します。

☆ムースのような飲み心地の『バナナ・豆乳』

梅シロップ大さじ1〜2、豆乳1/2カップ、バナナ1本をミキサーにかける。

☆スッキリ『梅ジンジャー』

梅シロップと炭酸を1:1で割って、薄切りの生姜を4枚ほど入れる。

☆大人も子供も乾杯!『ノンアルサングリア』

保存容器にお好みの果物を入れて、ひたひたまで梅シロップを注いで、冷蔵庫で1晩寝かす。

☆暑い日の時短スープ『ガスパチョ』

梅シロップとトマトジュースを1:1で割って、お好みで角切りのキュウリを乗せて、オリーブオイルを垂らしたら出来上がり。

☆気分はオリエンタル?『アイスティー』

濃いめに煮出した紅茶1/2カップを冷まし、梅シロップ大さじ1、シナモンパウダーを少々振ります。

☆さっぱり『梅ラッシー』

梅シロップ1、ヨーグルト1、牛乳3の割合で混ぜるだけです。


シロップの実がもったいない気分。どうするのが良いの?

シロップが完成したら、梅の実とシロップを分けて保存すると発酵もしにくく美味しさが長持ちします。分けた実は冷蔵庫に保存しましょう。「でも、この実はどう活用しよう?」と悩む人も多いのでは?そこで実を使ったレシピをご紹介します。

☆実がやわらかい場合

包丁を使って実と種を分けましょう。実を粗みじんに切り、味噌と混ぜれば即席の『梅味噌』が出来上がります。冷蔵庫で寝かせれば味が馴染んでさらに美味しくなります。冷奴の具や、スティック野菜、グリルしたお肉などととても好相性です。また保存がきく『梅ジャム』もおすすめです。

☆実が種から外しにくい場合

種を外しやすくするために、じっくりと煮て作る『梅ジャム』にしましょう。

『梅ジャムの作り方』

※実が、柔らかく種から外しやすい場合は煮る時間を短くして風味を残すのがおすすめです。

※鍋は酸に強い、ホーローや土鍋、ステンレスなどを使用してください。

※梅の実は種付きで計算しています(種はおよそ重量の15%程度で換算しています)

1. 梅シロップの梅350gを鍋に入れて、ひたひたの水を入れてひと晩寝かせる。

2. 1.を中火にかけて沸騰したらアクを取る。

3. 弱めの中火にして、木べらで時々混ぜながら、40〜60分ほど種が外れるまで煮る。(色は褐変しますが、コクになります。)

4. 種を取り除き、砂糖60gを加えて、全体を混ぜながら加熱します。砂糖が溶けてツヤが出てきたら、さらに砂糖60gを加えて、20分ほど煮ます。

5. ぽってりとしてきたら梅シロップ大さじ2を加えて、さらに5分ほど煮たら、出来上がりです。

梅ジャムにすると、調味料としても活用できておすすめです。


梅シロップ活用レシピでおかずにも

甘酸っぱい梅シロップは調味料としても大活躍します。コクがあるのにさっぱりした味は、これからの季節にもぴったりです。ぜひ挑戦してみてくださいね。

☆『鶏スペアリブの照り煮』

<材料>2人前

梅シロップ 1/4カップ

鶏手羽中 150g

ゆで卵 2個

しょうゆ 大さじ1

小麦粉 大さじ1

塩・こしょう 少々

水 1と1/4カップ

油 大さじ1/2

<作り方>

1. 鶏肉は水気を拭いて、塩・こしょうして小麦粉をまぶしておく。

2. 鍋に油を熱して、鶏肉の表面がきつね色になるまで焼く。

3. 梅シロップ、水、しょうゆ、ゆで卵を加えて8〜10分ほど強火で煮る。卵に色がついてきたら器に移し、鶏肉にツヤが出るまで軽く煮詰めたら出来上がり。

☆常備菜にも『鶏ハム』

<材料>

鶏むね肉 1枚(200〜250g)

梅シロップ 小さじ1/2

塩 小さじ1/2

<作り方>

1. 鶏肉に梅シロップと塩をもみ込む。

2. 耐熱性のラップを広げて鶏肉をのせ、くるくると棒状に巻いて端をひねって止めるキャンディのように、ラップで包む。

3. もう1枚ラップを広げて同じように包んで2重にしてから冷蔵庫で半日以上、寝かせる。(2、3日寝かせるとさらに味が馴染んでしっとり美味しくなります)

4. 厚手の大きめの鍋に湯をたっぷりと沸かして、3.をそのまま入れる。蓋をして、火を止めてそのまま置く。(保温性が低い場合は5〜8分ほど加熱してから火を止める)

5. 湯温が下がったら、鍋から取り出して出来上がり。お好みの厚さで切り分けて食べましょう。

※冷蔵庫で3、4日ほど保存できます。

照り煮は豚肉で作っても美味しいですよ。

参考

生協パルシステム

季節の手仕事は体と心のチューニングにぴったり!

情報提供元: tenki.jpサプリ
記事名:「 親子で楽しむ季節の手仕事『梅シロップ』で不調を吹き飛ばそう!