今週の北海道付近は、気圧の谷の影響を受ける日が多いですが、広く天気が大きく崩れる日は今のところなさそうです。但し上空には寒気が残るため、日本海側では局地的にまとまった雪となる日もありそうです。気温は全般に平年並みか低く経過するでしょう。

●明日(4日)は日本海側で雪が残る 明後日(5日)~7日(木)は広く晴れ間も

今日(3日)の北海道付近は日本海側やオホーツク海側の一部などで雪が降り、沿岸ではふぶいている所もあります。昨日(2日)より続いた大雪や暴風雪のピークは越えましたが、今夜から明日午前には北海道の南を低気圧が通過するでしょう。この影響で、明日朝にかけては日本海側に加えて低気圧の進路に近い太平洋側でも雪の降る所が多くなる見込みです。

また、明日はしだいに強い冬型の気圧配置となります。日本海側では沿岸を中心にふぶいて、見通しの悪くなる恐れがあります。車の運転にはふぶきによる視界不良や横風にも注意してください。

明後日には冬型の気圧配置が緩み、7日(木)にかけては高気圧に覆われやすくなります。強い風もおさまって日本海側の雪もやむ所が多く、道内は広く晴れ間が出る見込みです。

ただし、5日から6日には本州南岸を低気圧が発達しながら東へ進む見込みです。東北地方や関東圏などでは低気圧の発達程度によっては天気が荒れる恐れがあり、交通機関に影響の出ることもありそうです。この期間に本州方面へ行かれる方は、最新の気象情報、交通情報などに留意ください。

●8日(金)~9日(土)は広く雪 道央圏などでまとまった降雪の可能性も

8日~9日にかけては上空に強い寒気を伴う気圧の谷が北海道付近を通過する見込みです。日本海側では広く雪が降り、9日には太平洋側でも雪の降る所があるでしょう。低気圧や気圧の谷の動向によっては北よりの風が強まり、札幌など道央圏でまとまった雪となる可能性があります。

札幌では先月22日に日降雪量36cmと今シーズン一番の大雪に見舞われましたが、この時には石狩湾で雪雲が収束し、札幌圏や小樽方面で大雪となりました。上空に寒気が居座ると、低気圧の通過などの要因により再びまとまった降雪となる可能性がありますので、最新の気象情報に注意してください。

なお気温は、上空に寒気が居座る影響で平年並みかやや低く経過する見込みです。気温の下がる朝晩を中心に暖かくしてお過ごしください。また、長い時間にわたって家を空ける方は、水道の凍結にも注意が必要です。

情報提供元: tenki.jp日直予報士