今日14日は、全国的に春本番の暖かさに。北海道釧路市では11.0℃まで上がり、5月並みの気温に。2月として記録的な暖かさになった所もありました。明日15日は、朝から気温が高く、日中は南風が強まり、今日より更に気温上昇も。都心で今年初めて20℃を超える可能性があります。

●今日14日 暖かすぎるバレンタインデー

今日14日は、広い範囲で晴れた上に、南から暖かな空気が流れ込んだ影響で、全国的に気温が上昇しました。
午後3時までの最高気温は、仙台市で18.4℃、東京都心で18.5℃、大阪市で19.1℃、福岡市で20.4℃と各地で春本番の暖かさとなりました。
北海道では札幌市で2日連続10℃以上を観測したほか、釧路市では11.0℃まで上がり、5月上旬並みの気温に。北海道や東北では、平年よりも大幅に気温が高くなり、釧路市や千歳市など2月として記録的な暖かさになりました。

暖かすぎるバレンタインデーとなりましたが、このあとも極端な冷え込みはなく、比較的気温の高い状態が続きそうです。チョコレートの管理にはご注意ください。

●明日15日 南風で更に気温上昇 東京で20℃超か

明日15日は、日本海にのびる前線が本州付近を南下し、低気圧が東北付近を通過するでしょう。
全国的に大気の状態が非常に不安定となり、局地的な強い雨や落雷、突風に注意が必要です。

朝から気温が高く、最低気温は西日本では10℃を上回る所がほとんどで、東北北部でも8℃前後と平年を5℃から10℃も上回る見込みです。
日中も南風が強まり、全国的に平年より高く、今日より更に気温が上昇する所もありそうです。東京都心は20℃以上の予想で、今シーズン初めて20℃を超える可能性があるでしょう。

●明日15日 関東など「春一番」の可能性

明日15日は局地的に雨が強まる上に、南風も強く吹くでしょう。
関東など「春一番」が吹く可能性があります。「風に向かって歩きにくい」レベルの風の強さになる所もありそうですので、外出の際は十分ご注意ください。

そもそも、春一番が発表されるようになったのは、船舶の遭難事故が由来であると言われています。大昔になりますが1859年3月17日、現在の長崎県壱岐市(郷ノ浦)で、強風にあおられて船が転覆し、53人の漁師が亡くなるという事故がありました。これを理由に、春一番は、急発達する低気圧がもたらす強い南風を、防災上の注意を促す情報の1つとして、言い伝えられたという説があります。

暖かな南風による気温の上昇によって、融雪が一気に進む可能性もあり、雪崩の危険性が高まります。雪山の急斜面には近づかないでください。また、花粉も一気に飛散量が増えるでしょう。

そして、明日15日は「南寄りの風」ですが、低気圧が東へ進むにつれて、風向きは「北寄りの風」に変わり、風向きの変化に伴って、「気温が急上昇」した後、明後日16日以降は、気温が「急降下」しそうです。気温が乱高下するため、寒暖差にも注意してください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士