九州は、明日11日明け方にかけて上空に強い寒気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定になります。発達した積乱雲の下では、落雷や突風、ひょう、短時間に強い雨が降るおそれがありますのでご注意ください。また、沿岸海上は北よりの風が強まり、対馬海峡沿岸は急激にしけてきますので注意が必要です。

●大気不安定 沿岸海上を中心に荒天

今日10日は低気圧が山陰沖と九州の南海上を東へ進み、九州付近は湿った空気が流れ込み、曇りや雨の天気になっています。また、今夜から明日11日明け方にかけて九州北部の上空5500m 付近には氷点下30度前後の強い寒気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定になり、局地的に積乱雲が発達する見込みです。

このあとも、九州北部は北風に乗って低い雲が流れ込みやすく、雨が降ったり止んだりの天気でしょう。11日明け方にかけて所々で雨雲が発達し、雷を伴い雨脚が強まる見込みです。発達した積乱雲の下では、落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうのおそれがありますのでご注意ください。
また、九州の沿岸海上は北よりの風が強まり、急激に波が高くなるでしょう。特に、対馬海峡沿岸はしける所がありますので注意が必要です。

●週末かけて次第に気温上昇

明日11日は明け方まで雨や雷雨になる所がありますが、日中は各地とも日差しが戻るでしょう。週末にかけて高気圧に覆われ大体晴れて、日中は次第に気温が上がる見込みです。来週15日(月)から16日(火)は一時的に冬型の気圧配置に変わり、気温が下がるでしょう。

情報提供元: tenki.jp日直予報士