きょう21日(木)は、愛媛県西条市で最高気温35℃以上の猛暑日になりました。西条市として、2010年と並んで、最も遅い猛暑日を記録しました。この先は、秋が深まる?夏がぶり返す?

●南風によるフェーン現象で再び「猛暑日」

きのう20日(水)は、1週間ぶりに最高気温35℃以上の地点が「ゼロ」となりましたが、それも束の間です。

きょう21日(木)は、愛媛県西条市で最高気温35.1℃と、猛暑日となりました。西条市として、1978年統計開始以来、2010年と並んで、もっとも遅い猛暑日を記録しました(13時半まで)。

これは、南風によるフェーン現象の影響とみられます。

追記:香川県東かがわ市引田でも猛暑日を観測(14時まで)、最晩記録を更新しました。

●今週末はカラッと爽やか 来週は再び真夏日続出

この先、今週末は季節を分ける前線が本州の南岸まで下がる見込みです、日本付近は移動性高気圧に覆われて、カラッとした秋晴れの所が多いでしょう。厳しい暑さはいったん収まりますが、来週中頃から再び、夏の高気圧が盛り返し、最高気温30℃以上の真夏日続出となりそうです。

●猛暑日・真夏日の最も遅い記録

今年は札幌市や名古屋市などで、最高気温35℃以上の猛暑日の最晩記録を更新しました。記録的な暑さが長く続いているのが特徴です。

最高気温30℃以上の最も遅い記録は、東京都心は10月12日、大阪市は10月20日です。この先、10月にかけても、真夏日があるかもしれません。

ただ、朝晩はかなりしのぎやすく、東京都心でも20℃前後まで下がり、長袖や軽い羽織る物がほしくなります。一日の気温差が大きくなる時期です。重ね着など、服装でうまく調節しましょう。

情報提供元: tenki.jp日直予報士