明日12日(水)も関東は日差しが照りつけて、危険な暑さが続くでしょう。15日(土)からの3連休も体にこたえる暑さです。熱中症にならないよう、しっかりと対策を行いましょう。

●明日12日(水) 危険な暑さ 熱中症に警戒

明日12日(水)も高気圧に覆われて、関東では強い日差しが照りつけるでしょう。気温の上がる午後は大気の状態が不安定になり、所々で雨や雷雨になりそうです。栃木県など北部では、局地的には滝のような非常に激しい雨が降るでしょう。落雷や竜巻などの激しい突風にご注意ください。

気温は朝から高く、通勤・通学の時間帯は30℃をすでに超えている所があるかもしれません。最高気温は35℃を超えて、猛暑日になる所が多いでしょう。今日11日(火)と同じかさらに高くなり、危険な暑さが続きそうです。熱中症には引き続き、警戒してください。暑い時間帯の外出はできるだけ避け、エアコンの効いた室内など、涼しい環境でお過ごしください。

●3連休も体にこたえる暑さ 熱中症対策は万全に

明後日13日(木)も南部を中心に晴れるでしょう。ただ、午後は気圧の谷が通過するため、雨の降る所が多くなりそうです。
14日(金)と3連休初日の15日(土)は湿った空気の影響で雲が広がりやすく、雨の降る所があるでしょう。
お出かけには雨具をお持ちになってください。

16日(日)からは日差しが照りつけ、内陸を中心に体温並みの気温になる所がありそうです。気温の上がる午後は、内陸を中心に夕立があるでしょう。暑さだけでなく、天気の急な変化にもお気をつけください。

また、夜間の気温も下がりにくく、寝苦しい夜が続きます。エアコンは昼夜問わず使うなど、寝ている間の熱中症にもご注意ください。

●この先2週間は暑さが続く 体調管理に注意

気象庁から、きのう10日(月)に「高温に関する早期天候情報」が発表されました。これは、その時期としては10年に1度程度しか起きないような著しい高温となる可能性が、いつもより高まっている時に注意を呼びかける情報です。

関東では、この先2週間は暖かい空気に覆われやすいため、気温が平年より高いでしょう。16日(日)頃からは、かなりの高温になることが予想されています。(かなりの高温の基準:5日間平均気温平年差が+2.5℃以上)

暑さで体力が消耗されてしまう時期です。しっかりと睡眠をとり、バランスの良い食事を心がけましょう。

●熱中症の応急処置

熱中症は、できるだけ予防したいものですが、万が一、症状が疑われる場合は、次のような応急処置が必要です。

まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く、体を冷やしてください。
衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには、冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。
水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。
ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士