1日は低気圧の通過に伴い、秋田県内で局地的な大雪になっています。このあと夕方にかけて岩手県内でも短時間に積雪が急増する恐れがあります。日本海側の沿岸を中心に2日明け方にかけて猛吹雪の恐れもあり、交通影響に注意・警戒が必要です。

●秋田で積雪急増 5時間で18センチ増

1日は低気圧が発達しながら東北付近を通過中です。
秋田市周辺では朝の冷え込みが残る中、活発な雪雲がかかり、朝8時には15cmだった積雪が、午後1時には33cmに急増しました。
ネクスコ東日本よると、午後2時20分現在、
秋田道の河辺JCT~秋田空港IC、秋田北IC~協和ICの上下線が雪のため通行止め、
東北道の西根IC~滝沢ICも吹雪のため通行止めになっています。

●1日夕方 岩手も局地的な大雪に

1日夕方には、低気圧の東進に伴い、強い雪の範囲が岩手県内に移る予想です。
東北道の盛岡IC~安代JCT周辺などで、2~3時間で10~20センチ以上積雪が急増する恐れがあり注意が必要です。
秋田県内の大雪は夕方にはピークを過ぎますが、沿岸は夕方に気温が上がり、雨に変わる見込みです。
積もった雪がとけて路面状況が悪くなりそうです。雪崩や落雪とともにご注意ください。

●1日夜以降 日本海側で見通しのきかない猛吹雪に

1日夜からは日本海側の沿岸は北西の風が強まり、少なくとも2日明け方にかけて猛吹雪の恐れがあります。
最大週間風速は30メートルが予想され、猛吹雪による見通しの悪さや強い横風・吹き溜まりなどに警戒が必要です。
また、福島県の会津地方や山形県内、青森・岩手県内には局地的な大雪の恐れがあります。

●2日も交通障害に十分注意

2日の朝以降は雪や風のピークは徐々に過ぎる見込みですが、日本海側は夜にかけて断続的に雪が降り、沿岸は吹雪くこともありそうです。
特に、通勤時間帯は福島県の会津や山形県内で影響が大きくなる可能性があります。
最新の気象情報・交通情報に十分ご注意ください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士