1月1日(日)夜から強い寒気が流れ込み、4日(水)頃まで居座るでしょう。北海道や東北は日本海側を中心に大雪の恐れ。JPCZが発生し、新潟県や北陸3県の平地でも雪の強まる所がありそうです。7日(土)は広く雨が降り、その後は、またも強い寒気が流れ込む予想です。

●年明け 寒波が襲来

1月1日(日)、北海道の北を低気圧が通過し、前線が北日本付近を通過するでしょう。前線通過後は寒気が流れ込んでくる予想です。4日(水)頃にかけて冬型の気圧配置が強まり、強い寒気が流れ込んでくるでしょう。今回の寒気は、記録的な大雪をもたらしたクリスマス寒波ほどは南下はしない見込みです。ただ、上空5000メートル付近に、北海道ではマイナス40℃以下の非常に強い寒気が流れ込むでしょう。また、大雪を降らせるマイナス36℃以下の寒気は東北付近まで流れ込む予想です。

北海道や東北の日本海側では雪が降り、山沿いを中心に大雪となる恐れがあります。交通機関への影響に警戒が必要です。またJPCZ※が発生し、新潟県から北陸3県では平地でも雪が強まる可能性があります。山陰も所々で雪が降るでしょう。Uターンなどで移動の多い時期ですが、積雪や路面の凍結にご注意ください。関東から九州では太平洋側を中心におおむね晴れるでしょう。

※JPCZとは、シベリアから流れ込む冷たい風が朝鮮半島北部に位置する長白山脈(最高峰:白頭山2744メートル)によって、いったん二分し、その風下である日本海で再び合流することでできる収束帯(雪雲が発達しやすいライン)のことです。

●3連休はまた寒波が襲来

7日(土)は前線を伴った低気圧が発達しながら北日本付近を通過し、広く天気が崩れるでしょう。低気圧に向かって暖気が流れ込むため、雪ではなく、雨の降る所が多くなりそうです。積雪の多く残る所では路面状況が悪化する所があるでしょう。

7日(土)の夜からは次第に冬型の気圧配置が強まり、強い寒気が南下する予想です。9日(月)成人の日にかけて北海道や本州の日本海側は広く雪が降り、大雪となる恐れがあります。最新の気象情報・交通情報にご注意ください。11日(水)頃は低気圧や前線の影響で、広く雨が降るでしょう。

最高気温は10日(火)頃までは平年並みか低い日が多く、厳しい寒さの日が多くなりそうです。11日(水)頃からは一時的に寒さは少し和らぐでしょう。

情報提供元: tenki.jp日直予報士