向こう1か月は、南から暖かく湿った空気が流れ込みやすいため、全道的に気温が平年より高めに経過し、特に1週目は気温の高い日が多くなる見込みです。最新の1か月予報をもとに予想される天候の特徴をまとめました。

●1週目(4月3日~9日) 気温は高く、ぽかぽか陽気多め

今日(1日)、札幌管区気象台から向こう1か月の見通しが発表されました。今後は2~3日おきに天気が変わりそうです。週末は雲が広がりやすく、太平洋側を中心に雨の降る所があるでしょう。その後は広く晴れますが、来週の中頃には再び雨具の出番となりそうです。なお、気温は平年より高い予想で、日中は2桁まで上がる日も多くなるでしょう。春の陽気を感じられ、雪の残る地域では雪解けが一気に進みそうです。

●2週目以降(4月10日~16日) そろそろタイヤ交換も

高気圧と低気圧が交互に通過し、晴れたり天気が崩れたりを繰り返すという春らしい天気変化になるでしょう。南からの暖かく湿った空気の影響を受けやすく、気温は平年並みか高い見込みです。そろそろタイヤ交換をする方が増えてきそうですが、まだまだ峠付近には雪が残っていたり、朝晩を中心に路面が凍結する恐れもあります。朝晩に運転したり、峠付近を通行することがある場合は、もう少し先延ばしにした方がよさそうです。

●3~4週目(4月17日~30日) 紫外線に注意!

引き続き、低気圧を高気圧が交互に通る見込みです。気温は平年並みか高めの状態が続きます。4月も後半に入り、北海道でも本格的な春を感じる日が増えてきますが、この時期に注意しなければいけないのが“紫外線"です。冬に比べて春の紫外線量は3倍にもなるといわれています。ぽかぽかと気持ちの良い陽気になると、つい外に出て日差しを浴びたくなりがちですが、1日の中で最も紫外線量の多い午前10時~午後2時頃にかけては、特に注意が必要です。日焼け止めクリームを使ったり、日傘や帽子を活用するなど、早め早めに紫外線対策を心がけましょう。

●桜開花予想 道内でも記録的な早さに!?

今日(1日)、日本気象協会が第8回目の「桜開花予想」を発表しました。今年は全国的に開花・満開が平年よりかなり早く、本州ではすでに満開を迎えた所も多くなっています。北海道でも平年より1週間から10日前後早い開花が予想されています。松前4月19日に始まり、札幌では前回より2日早い4月24日の予想となりました。このまま札幌で予想通りに開花を迎えると、観測史上5番目に早い開花となるかもしれません。なお、札幌での観測史上最も早い開花記録は、2008年4月21日です。

情報提供元: tenki.jp日直予報士