きょう30日、九州は近年にない濃い黄砂の飛来となっており、各地でさらに視程が悪くなっています。九州への黄砂の飛来は、あす31日まで続く見込みです。

●九州 濃い黄砂飛来

九州は、きのう29日に続いて黄砂が飛来しています。写真は、きょう午前11時20分ごろ福岡市で撮影したものです。撮影場所の1.2キロ先にある福岡タワーが霞んでいます。午前10時現在の視程(水平方向に見通せる距離)は、福岡市と大分市は4キロ、佐賀市や長崎市、熊本市は5キロなど、きのう29日よりもさらに視程が悪化し、濃い黄砂の飛来となっています。
洗濯物や車などに黄砂が付着して汚れるおそれがあります。また、視程悪化による交通障害などにもご注意下さい。外出する際はマスクを着用したり、外から帰ったら目を洗ったりうがいをしましょう。特に、呼吸器疾患やアレルギー疾患のある方は十分にご注意下さい。
また、黄砂の飛来に伴いPM2.5の値がかなり高くなっている地域があります。屋外での激しい運動はできるだけ減らしたり、窓の開閉は最小限の範囲で行うなどしてお気をつけ下さい。

●今後の黄砂の見通し

九州への黄砂の飛来は、きょう30日をピークに、あす31日まで飛来する見込みです。きょう30日は視程が5キロ以下になる所があります。あす31日は幾分、きょうよりは黄砂は薄くなるものの、視程は10キロ未満になる所がある見込みです。

情報提供元: tenki.jp日直予報士