2日から3日かけて、北海道から北陸は雪や雨で、北海道日本海側を中心に大雪や猛吹雪の可能性も。まもなく迎える立春は、「冬」が優勢となりそうです。

●節分~立春は「冬」が優勢 冬型の気圧配置強まる

明後日3日(水)は立春ですが、季節の境目となる2日(火・節分)から3日(水・立春)にかけては、冬の天気が優勢となる見込みです。
寒冷前線が通過した後、日本付近では冬型の気圧配置が強まって、日本列島の上空には寒気が流れ込む見込みです。このため、北海道の日本海側を中心に、再び大荒れとなる可能性があります。

●北海道の日本海側を中心に暴風・大雪のおそれ

先週末も、北海道浦河町で24時間の降雪量が36センチを観測し、また最大瞬間風速が北海道の奥尻町で32.6メートル、宮城県登米市で26.0メートルを観測し、いずれも1月の観測記録1位を更新するなど、北日本を中心に大雪や暴風に見舞われた地域がありました。

2日(火)から3日(水)にかけては、再び北海道の日本海側を中心に雪や風が強まり、東北や北陸でも雪や雨が降るでしょう。
北海道日本海側の陸上では、2日(火)に最大風速18メートル、最大瞬間風速30メートル、3日(水)は最大風速15~19メートル、最大瞬間風速20~30メートルの予想です。
また、1日午後6時から2日午後6時までの24時間に予想される降雪量は、北海道日本海側の多いところで40センチの見込みです。
猛吹雪や吹きだまり、大雪による交通障害に警戒して下さい。
東北の日本海側や北陸でも、2日(火)夜から3日(水)にかけて、雪の降り方が強まる時間帯もあるでしょう。ご注意ください。

●明後日3日は立春 冬型はいつまで?春はまだ?

今回の冬型の気圧配置も長続きはせず、3日(水)の夜には徐々に緩み始めるでしょう。
4日(木)以降、低気圧や前線が日本付近を次々と通過して、冬型が強まったり弱まったりを繰り返す見通しですが、大雪や暴風雪のおそれは少ない見込みです。
週末になると、北海道から沖縄にかけて全国的に平年よりも高くなる所が多く、少しずつ季節が春へと向かっていることを感じられそうです。

情報提供元: tenki.jp日直予報士