日本スポーツ仲裁機構は21日、全日本選手権ロードレース(23~26日、広島県三原市)で、チームカーが競技中に随行できないとした日本自転車競技連盟(JCF)の特別規則を不服とした女子選手の申し立てを認める判断を下した。  JCFは当該規則を削除した上で、幅員が狭く危険度の高いコースにチームカーの走行を認めれば安全性確保が難しいとして、同選手が出場予定だった25日のレース実施を見送ると発表。会場変更を検討する。他のレースは予定通り実施する。  この女子選手は、国際自転車競技連合(UCI)がチームカー1台の随行を認めており、加盟団体であるJCFが規則に反していると主張。JCFは、UCIの規則が随行を常に認めるものではないなどと訴えた。  JCFは、昨年の全日本選手権も同じコースで特別規則を設けて実施した。 (了)【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 チーム車不可は認めず=自転車選手の訴え支持―仲裁機構