柔道日本女子の強化合宿が2日、山形県上山市内で報道陣に公開された。世界選手権(10月、タシケント)とアジア大会(9月、中国・杭州)の代表選手が参加し、午前は外国人選手が得意とする変則的な組み手への対策などを確認。増地克之監督は「これまで代表争いをしてきて、対日本人が頭の中にあったと思う。それを切り替えて、対外国人の意識付けをできれば」と狙いを語った。  午後は標高1000メートルの高地で山の斜面などを走った。東京五輪女子52キロ級金メダルの阿部詩(日体大)は「いつもと違う景色と環境で、いい刺激が入った」と笑顔。昨秋に手術を受けた両肩の状態は万全ではないというが、「ゆっくり時間を使って、10月に最高のパフォーマンスができるようにやっていきたい」と世界選手権を見据えた。 (了)【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 阿部詩「いい刺激」=柔道女子が合宿公開