問題の作品は27日に中国で三つの動画サービスが配信した『フレンズ:ザ・リユニオン』で、過去に中国共産党の怒りを買ったことのあるガガさんらの出演シーンが削除されていた。
ガガさんは2016年、中国政府が独立派とみなすチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世と面会し、中国でのコンサートツアーができなくなった。
ビーバーさんは2014年に靖国神社で撮影した写真をSNSに投稿。以降、中国での公演が禁じられている。
またBTSは昨年、朝鮮戦争について語った際に戦死した中国兵に言及しなかったとして、共産党の怒りを買った。
AFPは番組を配信した愛奇芸(アイチーイー)、優酷、テンセントビデオ(騰訊視頻)に検閲理由について問い合わせたが、回答は得られなかった。
ニューヨークを舞台に男女6人の日常を描いたフレンズは中国でも若者から絶大な人気を誇るが、ファンからは「何週間も心待ちにしていたのに、完全に台無しにされた」といった声や、「ホームコメディーを楽しむことすら許されないのか?」といった声が上がっている。【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕(2021/05/31-12:08)
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