このビルは、2000年に完成した高さ約300メートルの「賽格広場」。中国屈指の急成長都市である深センの中心部、福田区に位置し、大手家電製品店やさまざまなオフィスが入居している。
ビルは午後1時ごろに揺れ始め、屋内にいた人々は外へと避難。通りでは、歩行者たちが、がくぜんとしてその様子を見守った。
緊急管理当局は中国版ツイッター「微博(ウェイボー)」で、同市では地震は起きておらず、ビルの揺れの原因を調査していると明らかにした。
福田区はその後の発表で、ビル内にいた人々が全員無事に避難したと説明。ビルのさらなる揺れは検知されず、内部や外壁にも損傷はなかったとし、専門家の調査結果として、「ビルの主要構造や周辺環境に安全面での異常は確認できなかった」と述べた。
人口1200万人を超える都市の中心部にあるこれほどの規模の超高層ビルが危険建築物と判明した場合、当局が今後どのような対応を取るかは不明。【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕(2021/05/19-14:09)
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記事名:「 超高層ビルが突然揺れる 中国・深セン、都心パニックに 」