米紙ウォールストリート・ジャーナルによると、メキシコの診療所では約80人が偽ワクチンの接種を受けた。体に害はなかったとされるが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への効果はゼロだ。
メキシコ政府のCOVID-19担当報道官は、ソーシャルメディアで偽ワクチン1回分が最高2500ドルで販売されているのをサイバー犯罪対策課が摘発し、数人が逮捕されたと述べた。
当局によると、偽ワクチンの小瓶がクーラーボックスから見つかった。
ファイザーは、ポーランドでも偽ワクチンが押収されたことを確認した。小瓶の中身はしわ取り美容液だったとみられている。
同社の広報担当者は米ABCニュースに対し、「電子商取引の簡便性とインターネットの匿名性が助長するこうした環境では、COVID-19のワクチンや治療に関連した詐欺や偽造、その他の違法行為がさらにまん延することを認識している」と述べた。【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕(2021/04/23-12:56)
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