イタリア警察軍カラビニエリ美術品捜査班の発表によると、頭部のない男性の全身彫刻「トガトゥス」は、古代ローマの外衣「トーガ」を身に着けた男性をモデルにしたもので、1世紀に制作された。2011年に首都ローマの邸宅から盗まれた。
警察官2人が骨董品・アンティーク家具店街として知られるブリュッセル・サブロン地区でトガトゥスを見かけて疑念を抱き、ローマに戻ってから警察の盗難美術品データベースを照合し、行方不明になっている品であることを確認した。
警察によると、トガトゥスは推定価格約10万ユーロ(約1300万円)。ベルギー当局の協力を得て押収し、今年2月にイタリアに戻した。
追跡調査で、スペイン人の偽名で活動していたイタリア人美術商が、盗品を保管し、トガトゥスを違法に輸出したとして訴追された。【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕(2021/04/15-11:47)
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記事名:「 10年前に盗まれた古代ローマの大理石彫刻、奪還に成功 」