熱心なアマチュア画家だったチャーチルは、第2次世界大戦中の1943年に訪れたモロッコのマラケシュからインスピレーションを得て、「The Tower of the Koutoubia Mosque(クトゥビーヤ・モスク<イスラム礼拝所>の塔)」と題された油絵を描いた。完成した作品は、同じく戦時下の指導者だったフランクリン・ルーズベルト米大統領(当時)に贈られた。
クリスティーズは、この作品を「チャーチルの最も重要な作品」と評し、「著名人が所有していたという来歴はさておき、戦時中にチャーチルが描いた唯一の風景画」と説明している。
これまで何人かの手に渡り、最終的にアンジェリーナ・ジョリーさんの所有となっていたが、ジョリーさんは最近になってこの絵を売りに出していた。
当初の落札予想価格は150万~250万ポンド(約2億2000万~3億7000万円)だったが、電話での入札が大半を占めた競売はヒートアップし、予想を大幅に上回る値段で落札された。【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕(2021/03/03-14:12)
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