2人は同州のシャリア(イスラム法)で認められていない同性間の性交渉を持ったとして、それぞれ80回近くむちで打たれた。
うち1人の母親は、息子が打たれる様子を目の当たりにして失神した。
2人は昨年11月、借家の一室に半裸でいたところを所有者に目撃され、逮捕されていたという。
同日にはさらに4人が、飲酒や異性との密会を理由に17~40回のむち打ち刑に処された。
インドネシアは世界最大のイスラム教国だが、国内で唯一シャリアが施行されているアチェ州以外の場所では、同性間性交渉は違法とはみなされない。
公開むち打ち刑をめぐっては、人権団体は残酷だと非難し、ジョコ・ウィドド大統領も廃止を呼び掛けているが、アチェ州民は強い支持を示している。【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕(2021/01/29-15:48)
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記事名:「 同性愛の男性カップルに公開むち打ち刑 インドネシア・アチェ州 」