同法をめぐっては、適用こそまれとはいえ、ますます現代的になりつつある同国の文化に影を落とし続けているとの指摘が上がっている。一方で、シンガポールの本質は依然保守的だとする声もあり、政府関係者らも、同法廃止への賛同はほぼ得られないとみている。
昨年には高等裁判所が、同法撤廃の訴えを3度にわたって棄却していた。
活動家の一人で、元医師のロイ・タン氏は今回の上訴の理由について、法の下の平等や表現の自由といった憲法の複数の規定に同法が違反しているとの訴えが昨年の審理で棄却されたのは間違っているためだと説明した。
シンガポールでは、英植民地時代の1938年に導入された同法に基づき、同性愛行為に2年以下の禁錮刑が科され得る。【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕(2021/01/26-08:01)
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記事名:「 男性間性交渉禁じる法律支持に反発、活動家らが上訴 シンガポール 」