1986年のW杯メキシコ大会を制したアルゼンチン代表で主将を務めたマラドーナ氏は、11月25日に心臓発作により60歳でこの世を去った。
検視は死をめぐる捜査の一環として命じられ、医療上の過失や無謀があったかを調べるために行われた。
毒物分析の結果、血中や尿からアルコールや違法薬物は検出されなかったが、抗うつ薬や抗精神病薬のほか、潰瘍、発作、依存症、排せつ障害の治療薬を服用していたことが分かった。
マラドーナ氏は生前、コカイン中毒やアルコール依存症に悩まされ、晩年は肝硬変、心臓病、腎不全などに苦しんだ。
ある捜査官は国営通信TELAMで、「分析で明らかになったことは、明らかになっていないことと同じくらい重要だ。マラドーナ氏は向精神薬を服用していたが、心臓病の薬は処方されていなかった」と話した。
現在、マラドーナ氏の治療に関わっていた精神科医のアグスティナ・コサチョフ氏と主治医のレオポルド・ルケ氏が、捜査対象となっている。【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕(2020/12/24-12:33)
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記事名:「 マラドーナ氏、アルコールや違法薬物は検出されず 検視 」