体重約300キロのアラン・パナビエールさん(53)は、自宅で数か月間、身動きが取れなくなっていた。代理人によると、「おそらく脚を骨折した後」、身動きが取れなくなったという。
兄弟の一人が飲食の世話をしていたが、パナビエールさんの容体は急激に悪化。代理人は10月末、ジェラルド・ダルマナン内相に書簡を出し、緊急の救助を求める嘆願書を送った。その数日後、パナビエールさんとフランスの肥満症予防団体は「危険な状態にある人の支援を怠った」として提訴していた。
警察は、2階建てのパナビエールさん宅前の狭い道を封鎖し、救助を開始。事故に備えて、近隣住民にも自宅からの一時退去を要請したという。
現場で取材したAFP記者らによると、建物が構造的に安定するよう補強した後、2階の外壁に穴が開けられた。その後、点滴につながれたパナビエールさんは、クレーンにつられた金属製のコンテナに慎重に移された。【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕(2020/12/02-10:04)
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