デジタルツインで三密を回避し、遠隔地からも参加可能なグリーフケアの場を実現

2021年4月28日
株式会社丹青社

 商業施設・文化施設などの空間づくりをおこなう株式会社丹⻘社(本社:東京都港区/代表取締役
社⻑:高橋貴志/証券コード:9743/以下、丹⻘社)と、終活関連サービスを提供する株式会社 鎌倉
新書(東京都中央区/代表取締役社⻑COO:小林 史生/証券コード:6184/以下、鎌倉新書)は、
鎌倉新書が提供するお別れ会プロデュース『Story(以下:Story)』において、リアル空間とバーチャ
ル空間の双方で「お別れ会」を実施しました。

 今回2 社で初めて開催したデジタルツインの「お別れ会」は、あらかじめ構築したバーチャル空間と
実際の会場を連携することで、「密」を回避し、より多くの方が参加できるお別れの場を提供しました。
両社は今後も、リアル空間、バーチャル空間それぞれの利点を活かし、融合することで、人と時代に
寄り添いながら社会課題の解決に取り組んでまいります。

 
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202104264127-O1-8p897P3x

 
【動画:https://www.youtube.com/watch?v=eLd7UqZ7QAM
バーチャル空間の説明や、リアル空間との連動の様子

こちらからも動画をご覧いただけます。
【Youtube丹⻘社オフィシャルチャンネル 掲載ページ】
https://www.youtube.com/watch?v=eLd7UqZ7QAM

 
実施の背景
 近年の消費動向は、モノ消費やコト消費から「トキ消費」や「イミ消費」に移りつつあります。鎌倉
新書が運営するお別れ会プロデュース『Story』においても、お別れ会を「故人の人生を称賛し、残さ
れたご遺族がより良い今後を生きるためのグリーフケア(※1)の場」として捉えていますが、昨今の高
齢化や新型コロナウイルス感染拡大による移動制限から、その大切な機会が失われています。
そこで、鎌倉新書が提供しているお別れ会の場を、空間づくりのプロフェッショナルである丹⻘社
がバーチャル空間で具現化することで、より多くの方が安全かつ気軽に参加可能なお別れの場を実現
しました。これにより、大切な人が亡くなった後も、今を生きる方々のご縁が広がると考えています。
(※1)グリーフケア:身近な人と死別して悲嘆に暮れる人が、その悲しみから立ち直れるようそばにいて支援すること。

 
取り組み内容
 記帳、祭壇の制作、メモリアル動画の投影、お別れの言葉の傾聴など、従来会場で行っていたお別
れ会での催しを、丹⻘社がバーチャル空間で構築しました。また、ウォークスルー動画(※2)を作成す
ることで、リアルの場とバーチャルの場、双方でのお別れ会を実施しました。

 今回2 社で初開催となったデジタルツインの「お別れ会」は、実際の会場で行われたお別れ会とバ
ーチャル空間を連携し、遠隔地からリアルタイムで参加できるほか、1 カ月間のアーカイブ映像への
アクセスが可能で、さらに多くの方にグリーフケアの場を提供することにつながりました。
(※2)ウォークスルー動画:実在する空間をグラフィックで再現することで、ウェブ上で実際にその空間を見て回っているかのような体験ができる動画。

 
デジタルツインでの「お別れ会」体験者様の声
・コロナ禍で東京へ行くことができなかったので、VR で参加できて嬉しかったです。また、一カ月間
 アーカイブを提供してくれたのは、とても助かりました。(静岡県/40 代女性)

・日本とは時差があるので、自分の都合が良い時間にお別れができてよかったです。(ドイツ/60 代女
 性)

・いろいろな方の思い出話などを聞くことができて一緒に偲ぶことができました。VR のデザインも、
 柔らかく優しい雰囲気で、ゆっくり偲ぶのに合っていると思いました。(三重県/30 代女性)

・故人の人生後半で知り合ったものとしては、生い立ちからの歩みに触れ、故人の素晴らしさをさらに
 知ることができました。(埼玉県/50 代女性)

・実際に参加し、対象ページにアクセス後は問題なく最後まで視聴することができました。会場までの
 移動時間や、今の時期は感染リスクを考えると画期的でとても理にかなっている方法だと思いまし
 た。故人は世界中に知り合いがいると思いますので、本当に多くの方が故人を偲ぶことができたので
 はないかと思います。(神奈川県/30 代女性)

 
丹⻘社 担当者コメント
 丹⻘社が推進している「リアルとバーチャルを融合した空間づくり」の取り組みの一環として、今回、
「お別れ会」のバーチャルの場づくりに参画いたしました。リアルの空間づくりで培った経験を活かし、
バーチャル空間ならではの体験を通して、リアル会場との連携による一体感や感動を抱いていただける
ようなストーリーづくりに注力いたしました。開催後、お別れ会の主催者様および参加者様の喜びの声
をお聞きし、リアルとバーチャルの空間の融合によって生まれる、時間と場所を越えた新たな可能性を
実感することができました。今後も空間の価値を高める新たな場の創出を進めてまいります。

 
お別れ会プロデュース『Story』担当者コメント
 リアルとバーチャルが融合したお別れ会の共同開発を進め、2021 年7 月頃に第一弾を商品化し、同年
秋頃には第二弾の商品化を目指します。具体的には、バーチャル空間でのお香典の授受や献花などの機
能の拡大を検討しています。また、インターネットに馴染みの薄い高齢者層にも使いやすいインターフ
ェースを追求し、より多くの方が故人を偲ぶことができる場の創出に努めます。

 

丹⻘社について
「こころを動かす空間創造のプロフェッショナル」として、店舗などの商業空間、博物館など
の文化空間、展示会などのイベント空間等、人が行き交うさまざまな社会交流空間づくりの課
題解決をおこなっています。調査・企画から、デザイン・設計、制作・施工、デジタル技術を
活 かした空間演出や運営まで、空間づくりのプロセスを一貫してサポートしています。
 
 社名 : 株式会社丹⻘社
 所在地: 東京都港区港南1-2-70 品川シーズンテラス19F 〒108-8220(本社)
 創業 : 1946 年10 月
 資本金: 40 億2,675 万657 円(2021 年1 月31 日現在)
 上場 : 東京証券取引所市場第一部 (証券コード:9743/サービス業)
 URL : https://www.tanseisha.co.jp

 
鎌倉新書について
終活インフラを標榜する企業であり「明るく前向きな社会を実現するため、人々が悔いのない
人生を生きるためのお手伝いをする」ことを使命としています。お金のこと(遺言・相続など)、
からだのこと(介護・終末期医療など)、家族のつながり(葬儀・お墓など)の希望や課題を解
決し、高齢社会を活性化することが、未来の希望になると考えています。
 
 社名 : 株式会社 鎌倉新書
 所在地: 東京都中央区京橋2丁目14-1 兼松ビルディング3階
 設立 : 1984 年4 月17 日
 資本金: 10 億3,854 万円(2021 年1 月31 日現在)
 上場 : 東京証券取引所市場第一部(証券コード:6184/サービス業)
 URL : https://www.kamakura-net.co.jp

 
※ニュースリリースに掲載された内容は発表日現在のものです。
その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

情報提供元: PRワイヤー
記事名:「 丹⻘社と鎌倉新書、バーチャル空間を構築し場所と時間を越えた「お別れ会」を実施