仮想通貨ビットコインキャッシュ(BCH)のハードフォーク(機能更新を目的とした仕様変更)が、日本時間5月15日21時以降に行われる予定だ。これに伴い、各仮想通貨取引所はビットコインキャッシュの入出金に関して対応を発表している。

大手仮想通貨取引所のコインチェックは13日、同社の公式ツイッターで、5月15日17時頃を目安にビットコインキャッシュの入出金を一時停止する予定であると発表した。また、ビットフライヤーも「5月15日午後5時頃から、BCHのお預入/ご送付を停止する予定である」とツイート。このほか、フィスコ<3807>のグループ企業であるフィスコ仮想通貨取引所、同取引所が運営するZaifなどがビットコインキャッシュの入出金の一時停止を発表している。

一方、SBIホールディングス<8473>の完全子会社であるSBIバーチャル・カレンシーズ、DMMグループ傘下のDMMビットコイン、インターネットイニシアティブ<3774>を筆頭株主とするディーカレットなどは、期間中も取引が可能であるとしている。

今回のハードフォークでは、スケーラビリティ(処理能力の拡張性)の向上を目的とした「シュノア署名」の実装などが予定されている。取引手数料やデータサイズの削減にもつながると指摘され、利便性の向上が期待される一方、ハードフォーク前後には価格の大幅な下落が起こる可能性も懸念され、一部取引所は市場変動に注意するよう警告している。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 ビットコインキャッシュのハードフォーク迫る—各取引所が対応を発表【フィスコ・アルトコインニュース】