富士通<6702>が、富士通研究所と合同で、ブロックチェーン技術を利用して電力の需要があるユーザー間による不足・余剰電力取引システムを開発した。

昨今、電力会社と工場や店舗などの電力使用者が協力して使用量を調整する取り組み(デマンドレスポンス)は、電力会社からの調整要請に使用者が対応できず、コントロールの成功率が低いという課題があった。

今回富士通が開発したシステムではこの課題に対して、ある電力使用者の節電量が不足している場合に、他の使用者の節電量の一部を迅速に融通しあう取引に対応する。消費電力の実績データに同システムを活用してシミュレーションを行った結果、デマンドレスポンスの成功率を約4割向上させるという結果が出たという。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 富士通、電力利用者間による不足・余剰電力取引システム開発【フィスコ・ビットコインニュース】