【ブラジル】ボベスパ指数 118885.15 -1.97%
5日のブラジル株式市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比2394.36ポイント安(-1.97%)の118885.15で取引を終了した。121628.22から118793.87まで下落した。

買いが先行した後は売りに押され、引けまで下げ幅をじりじりと拡大させた。米金融引き締めペースの加速観測が嫌気され、売りが継続。連邦準備制度理事会(FRB)の副議長指名のブレイナード理事は早くて5月連邦公開市場委員会(FOMC)で、保有資産縮小を開始する可能性を示唆した。また、欧州連合(EU)が対ロシア制裁を追加する計画も世界経済の一段混乱懸念を強めた。

【ロシア】MOEX指数 2662.79 -4.48%
5日のロシア株式市場は5日ぶりに反落。主要指標のMOEX指数は前日比124.90ポイント安(-4.48%)の2662.79で取引を終了した。2808.27から2576.34まで下落した。

買いが先行した後は売りに押され、引けまで安値圏でもみ合った。欧州連合(EU)が対ロシアの経済制裁を追加するとの観測が嫌気された。また、連日の上昇で足元では高値警戒感も強い。このほか、原油価格の下落が資源セクターの圧迫材料となった。

【インド】SENSEX指数 60176.50 -0.72%
5日のインドSENSEX指数は3日ぶりに反落。前日比435.24ポイント安(-0.72%)の60176.50、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同96.00ポイント安(-0.53%)の17957.40で取引を終えた。

後半はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。貿易赤字の急拡大が圧迫材料。税関当局の発表によると、2021年度の貿易赤字は前年度比87.5%増の1924億1000万米ドル(約23兆5702億円)に拡大したという。また、企業再開指数の低下なども嫌気された。野村インターナショナルがまとめた野村ビジネス再開指数(NIBRI)について、4月3日まで1週間は前週の125.9から125.4まで低下した。

【中国本土】
休場


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情報提供元: FISCO
記事名:「 概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は5日ぶり反落、EUの追加制裁懸念が高まる