【ブラジル】ボベスパ指数 121279.51 -0.24%
4日のブラジル株式市場は小反落。主要指標のボベスパ指数は前日比290.64ポイント安(-0.24%)の121279.51で取引を終了した。121570.09から120753.69まで下落した。

終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅をやや縮小させた。ボベスパ指数が年初から約17%上昇しており、高値警戒感が強まった。また、財政悪化懸念なども引き続き圧迫材料。一方、指数の下値は限定的。経済指標の改善が引き続き好感された。また、通貨レアル高の進行も支援材料となった。

【ロシア】MOEX指数 2787.69 +1.02%
4日のロシア株式市場は4日続伸。主要指標のMOEX指数は前日比28.05ポイント高(+1.02%)の2787.69で取引を終了した。2682.34から2835.46まで上昇した。

朝方はマイナス圏に転落する場面もあったが、その後は再び買い戻された。原油価格の上昇が資源セクターの支援材料。また、MOEX指数が引き続き2020年11月以来の低水準で推移しており、値ごろ感から買い戻しが継続した。一方、欧米などによる追加の経済制裁の発動が指数の足かせとなった。

【インド】SENSEX指数 60611.74 +2.25%
4日のインドSENSEX指数は続伸。前日比1335.05ポイント高(+2.25%)の60611.74、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同382.95ポイント高(+2.17%)の18053.40で取引を終えた。

高く寄り付いた後は狭いレンジでもみ合った。堅調な貿易統計が支援材料。2021年度の輸出は前年度比40%増の4180億米ドル(約51兆2133億円)に上り、政府が定めた目標を5%上回ったと報告された。石油製品や機械、宝石類関連などの輸出増が全体をけん引したと説明された。また、ITセクターが1-3月期は増収増益だとの予想も同セクターの物色手掛かりとなった。

【中国本土】
休場

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情報提供元: FISCO
記事名:「 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は小反落、利益確定売りが優勢