1日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比2.42ポイント(0.07%)安の3588.78ポイントと小反落した(上海A株指数は0.07%安の3761.68ポイント)。


経済指標の下振れが嫌気される流れ。1日午前に公表された民間集計の6月・財新中国製造業PMIは51.3となり、市場予想(51.9)を下回り、前月実績の52.0からも低下している。(亜州リサーチ編集部)


セクター別では、飛行機製造やセラミック、電機、発電設備の下げが目立つ。航空宇宙製品開発の洪都航空工業(600316/SH)が8.1%安、セラミックメーカーの新疆億路万源実業投資HD(600145/SH)が4.5%安、ケーブル・無線製造の浙江盛洋科技(603703/SH)が5.7%安、小型電動機械メーカーの臥龍電気集団(600580/SH)が4.8%安で引けた。


半面、酒造関連やバイオ医薬は高い。蒸留酒メーカーの四川水井坊(600779/SH)と医薬品メーカーの上海神奇製薬投資管理(600613/SH)はいずれもストップ高した。セメント、鉄鋼なども買われている。


一方、外貨建てB株相場はまちまち。上海B株指数が0.60ポイント(0.23%)安の254.72ポイント、深センB株指数が4.27ポイント(0.36%)高の1197.78ポイントで終了した。


なお、香港市場は香港特別行政区設立記念日で休場。2日から取引を再開する。

亜州リサーチ(株)

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情報提供元: FISCO
記事名:「 1日の中国本土市場概況:上海総合0.07%安で反落、財新PMI下振れなど嫌気