タクマ<6013>は7日、子会社のタクマエナジーが、宮ノ陣クリーンセンターで生み出されるCO2フリー電力を市有施設へ供給する契約を久留米市と締結し、1月より電力供給を開始したことを発表。

宮ノ陣クリーンセンターは、久留米市内の一般廃棄物(家庭ごみなど)の焼却処理施設で、ごみ焼却時の熱を利用した発電も行っている。同事業では、同センターのCO2フリー電力を市内4つの公共施設で活用し、久留米市のCO2排出量削減、電力料金の安定化を目指す。

宮ノ陣クリーンセンターの管理及び運営業務は、久留米市とのDBO事業契約に基づき、SPC(くるめハイトラスト)が20年間にわたり委託業務を遂行している。同SPCの安定運転の継続とタクマエナジーの電力供給スキームにより、電力料金の安定化・削減に資する取り組みを推進していく。

同社は今後も、廃棄物やバイオマスを燃料とする発電プラントの建設やその電力供給などの事業を通じて、再生可能エネルギーの普及と温室効果ガスの排出削減に取り組み、気候変動対策への貢献、資源・環境保全を図り、持続可能な社会の形成を目指していく。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 タクマ---タクマエナジー、宮ノ陣クリーンセンターのCO2フリー電力を久留米市の施設へ供給開始